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おいっ! 明日になったぜ!!

23時半を過ぎると、セコムに連絡しなければならない。本来ならセットされる時間なのに、「おかしい」と思われるからだ。

「すいません・・・あと1時間ぐらい。・・・1時までにはセットします」

今日は放課後18時半から、中学で職員打ち合わせを行ったことで、19時半からの父母教総務&学年合同部会にも参加できず、一日の整理と明日の準備を始めたのが21時を回ってからになった。

で、一日の最終仕事である『教員通信』を書き終わるのが・・・結局、深夜0時を回るハメになった。

お腹空いた~Beer飲みたいよ~

そんなカラダのサインをなだめつつ、もう一息頑張れ!!


どうぞ遠慮なく・・・

ちょっと気になることがあるんやけど・・・こんなこと学校に聞いて、変に思われないかな?そんな心配を胸に、あるお父さんが学校に来られた。聞けば、毎日子どもが学校から帰ってきて、家族で話をするのだが、自分の思いと子どもから聞く学校のようすが違うような気がして、とにかく実態がわからないがゆえに不安なのだということらしかった。

ありがたい話だ。こうやって学校に足を運んでもらえるということは、何物にも代え難い親からの学校支援=サポートだと思う。

じっくり話をさせてもらって、親御さんの思いを十分に聞くことができたし、どこが不安なのかも、ある程度見通しをつけることができた。加えて、膝をつき合わせて意見交換することによって、学校側の願いも理解してもらうことができ、とても意義深い時間だった。

と同時に、学校(教師)目線では当然のことであっても、公立小学校から、私立の中学校へ進学させた親御さんにとっては、ある意味、本校への大きな期待があったわけで、それに応えるべく、もっともっと学校側の思いや教育観、具体的実践をきちんと伝えきる必要があると反省した。

何度も説明しているようで、伝わりきっていない・・・。お互いに自分の感覚で物事受け止め、理解しようとするから、どうしてもそういったズレが生じてしまう。それがわかっていながら、相手に理解を求めるのが先決で、振り返って自分が不十分だったかということは、後回しになる。当然、それではいけないわけだ。

そういった意味で、今日お父さんが来て下さって、話ができたことはとても嬉しいことだった。こういった積み重ねがお互いの信頼感につながり、子どもたちの教育をともにサポートしていくという行動になって表れてくるのだと思う。どんな些細なことでもいい、疑問や不安が生じたときは、遠慮せずに学校を訪ねてほしい。ゆっくり話を聞かせていただいて、今後に活かしていきたいと思う。


明日から授業再開

新型インフルエンザの発生に伴い、今日まで一週間の休校だったが、いよいよ明日から学校が再開される。

嘉田由紀子・滋賀県知事は、今日の記者会見で県民に向けて「通常の社会生活に戻ってほしい」と呼び掛けたそうだ。確かに、感染拡大防止の旗印の下、予定された行動指針にあわせて一斉休校の措置がとられたことは、ある意味、危機管理上必要なことだったかもしれない。

しかし、目に見えて感染者がバタバタと倒れていくようなこともなく、症状もほぼわかっていて、ある程度予測可能な、この程度のことで(・・・というと誤解を招くかもしれないが)、ここまで大騒ぎするのは、どう考えても”群集心理”的な側面が、ありはしないだろうか。手洗いやうがいの励行、人混みに行くときにはマスクを着けて・・・と、iいたるところに消毒液まで完備してはいるものの、果たしてそれに対してどれほどの危機感を持って、我々がその必要性を認識しているのだろう。ホンネのところでは、かなり怪しいと思う。

世間の動きに合わせておかなくちゃ、何かあった時に責められる・・・多くはその程度の感覚で、対応しているような気がしてならない。こんな状態で、本当の危機がやってきたらどうなるのか? ただ呆然と立ち尽くすか、慌てふためいて右往左往するのが関の山、結局は何もできないまま終わってしまうのではないかと思う。

マスクや消毒液で予防する前に、しっかり身体を鍛えるのが先だろう。対処療法を声高に叫ぶ前に、まずは細菌に負けない身体づくりが必要ではないのか。

今回の対応に限らず、いろいろな場面に出てくる、どこか嘘っぱちの、長いものに巻かれろ的な、責任回避さえできればいい、みたいな対応に寒気がする。

ほんとうは、どう思ってるねん!!

周りを気にすることなく、正直に、自分の信念で行動していける強さを持った、ホンネの直球勝負で生きていきたい・・・。


ピークは過ぎたか?

新型インフルエンザで休校中の日曜日。子どもたちは家でおとなしく勉強しているだろうか。

感染の拡大を防止するために、できるだけ外出は控えようマスク、手洗いを励行しよう・・・などなど、対応マニュアルめいた「指導」があったものの、果たしてどれだけの人がそれを遵守しているのだろう。

一時期の兵庫、大阪ならいざ知らず、少し離れれば「対岸の火事」。表向きには「感染防止だ」「ちゃんとしなくちゃ」などと言っていながら、気持ちはどこか他人事で、「ほんとうに危機感を感じているか・・・」と聞かれれば、そうでない人が大半だろう。

このままいけば、本校を含め、県内各校の休校措置が26日で終わる。今のところ拡大している様子もないし、終息の方向に向かっているようだ。

たかが一週間の休みじゃないか、すぐに取り戻せるよ・・・。そう言えるようなら苦労はしない。機械じゃないんだし、スイッチオンで100%の状態になるわけじゃない。モチベーションも含めて、今回の騒動が子どもたちに与えた影響は大きい。

来るべき春季高総体に備えて、ほんとうならグランドを駆け回っているスポーツクラブの選手にとっては、状況はさらに深刻だろう。

「どこの学校も条件は同じなんやし・・・」とはいっても、ふだん、カラダを動かしてナンボ!!の選手たちにとっては、ただの慰めにもならないくらい、意味のない励ましだ。

とにもかくにも、登校が開始されるであろう27日以降が勝負だ。一日も早くいつものペースを取り戻し、失われた一週間を補いたい。


どこまでおバカになるのか・・・

いったい、この国はどうなってしまったのだろう・・・

今回の新型インフルエンザ騒ぎでも、マスコミの煽りを受けてかどうか知らないが、無責任な言動をする人間が後を絶たない。

模擬国連全米大会から帰国した生徒2名が感染した洗足学園高校に対し、「何で生徒をニューヨークに行かせたのか」、「社会的責任を考えろ」「同じ電車を使っている子どもが感染したらどうしてくれるんだ」など、21日だけで50件以上の電話があったという。同様の電話は、最初に患者が確認された兵庫や大阪の高校でもあった。神戸高校には「市民祭りが中止になった責任を取れ」という抗議もあったらしい。

TVなどでの取り上げ方も、感染者がまるで悪人か何かのような報道が目立ち、レポーターが移動経路を実際に辿って中継するなど、半ば面白がっているとしか言いようのないはしゃぎぶりだ。

もう少し静観するというか、相手の立場に立った「報道」はできないものだろうか。最近のマスコミ、特に映像メディアの傍若無人ぶりは甚だしい。言葉は悪いが「ウケ狙い」を第一に考えて番組を作っているとしか思えない。

それに踊らされた国民は・・・何かあったら、その内容も事実もよく確認しないまま、大騒ぎする。ただの面白がり以外の何ものでもない。

日本人はどこまでバカになっていくんだろう。


生徒のいない学校は・・・

ひっそりと静まりかえった校舎。人の気配があるのは職員室だけ。やっぱり、子どもたちの姿あっての学校だ。生徒のいない学校は、外見がいくらきれいな入れ物であっても、中身のないお菓子箱と一緒、何の意味もない。

新型インフルエンザの影響で、急遽臨時休校が決まり、子どもたちは26日(水)までの間、自宅学習を余儀なくされた。何人かの生徒が、家で各教科から出された課題をやろうと思って、ハタと気づいたらしい・・・課題をやろうにも、ふだん家での学習に必要のない参考書や問題集は、学校に置いたままやん!!

そう、気持ちがあっても、それじゃ何もできないわけだ。昨日の夜に気づいて、学校に取りに来た生徒もいた。それはそれで、さすがだねぇ~ってことになるわけだが、今日になって気づいた生徒は、さあ大変・・・どうしよう?

そんな中、駆り出されたのが「お父さん」。たぶん仕事帰りだったのだろう。わざわざ学校にお寄りいただき、「実は娘の問題集が・・・」と申し訳なさそうに教室の机から問題集を取り出し、家に持って帰られた。ご苦労さんです、ホントに!!

本来ならこんなこと、何もしなくてもよかったのに、新型インフルエンザに振り回されてるって感じ。嫌だなぁ~

とはいえ、最前線で対応に追われている関係者の方々は、学校現場の比じゃないほど、苦労されていることだろう。昨日のブログでも書いたが、あくまでも相手は「自然」だ。どうなるか予想もつかない部分が多いだけに、やっかいなことだ。

でもまぁ、われわれ教職員にとっては授業がない分、ふだん後回しになっている仕事を片付けることができ、ありがたいことだと喜んでいる。また、じっくり腰を落ち着けて会議を持つこともでき、これまた有意義な時間の使い方になっているように思う。中学の先生たちは、明日が提出期限の「道徳指導案」づくりに一生懸命で、それが済めば、次はそれぞれの学年や分掌で差し迫った行事への対応など、気がつけばもうこんな時間かと驚くほど、たくさんの仕事をこなしていた。

ピンチをチャンスに!!

毎日のように副校長先生の言葉に添えられる「行動指針」だ。どんなマイナスだって、受け止め方や対応の仕方によっては十分プラスに転換することができる。今回の新型インフルエンザの件は、まさにそれを問われているといっても言い過ぎではないだろう。

このことは、子どもたちにとっても同じ・・・休校期間をどう過ごしたかで、その後の結果は大きく違ってくる。目的もなく、ダラダラと過ごすことだけはやめてほしい。


新型インフルエンザ

今日、滋賀県内でも新型インフルエンザの患者が確認されたことをうけ、感染拡大を防止するため、本校においても休校措置を取ることになった。期間は26日(火)まで。

その間、予防・感染拡大防止のため、健康管理に留意し、外出を控えるようにとの指示を出し、休校中は学校から出された課題に取り組むなどして、各自、自宅学習するよう連絡した。

高校は中間考査の真っ最中で、明日以降に予定されていた残り二日間の考査は、27日(水)と28日(木)にそれぞれ延期された。中学は、明日から行われる予定だった中体連春季大会が主催者側で中止となり、本校で開催予定だった23日(土)の開放講座が中止、26日(火)の保護者会が延期された。

まだ、大津の大学生1人が感染しただけだというのに、ここまで県下一斉に対応がなされるのは正直驚きで、今後の対応等、えらく迷惑なことになったなぁと困ったが、「感染拡大の防止」という観点からすれば、やむを得ないことだろうとは思う。

今回のこの騒動・・・。相手が新型インフルエンザということで、「妥当だ」「過敏に反応しすぎだ」などと、専門家の間でも意見が分かれている。ごもっともなことだと思う。この地球上において、我々人間があまりにも身勝手に自分たちの都合ばかり考え、自然を壊し、環境をコントロールしようとさえしている現状を見たとき、僕には・・・

おいおい人間たち。えらく好き勝手にやってくれるけど、ちょっと待て!!お前たちにも勝てないものがあるんや。ナメたらアカンで!!

・・・なんて、自然界が我々人間に対し、警告を発してくれているようにさえ思える。

自分たちが一番エライと思っているのかもしれないが、それは傲慢だろう。人間が太刀打ちできないものは、ヤマほどあるんだ。それを知り、感謝するココロをもって初めて「共存」できるのだ。


エクレアとシュークリーム

何か、買ってきましょうか?う~ん。あんパン・・・、いや、エクレアとシュークリーム!!

さっき、職員室で交わされた、キリリと鼻筋の通った男性教員2人の会話。

仕事でドタバタする中、この分じゃ、どうも深夜までかかりそうだと悟ったN先生。資料を取りに帰るついでに、晩ご飯をゲットすべく、ちょっと外に出てくるという。で・・・、そのついでに、同じように職員室に残ってるセコムラー教員♂3名に声をかけ、気を遣ってくれたわけだ。

僕を含め2人は、「ううん、いいから気にしないで・・・」。残る1人、N先生の向かいに座ってるM先生が、おもむろに言ったセリフが冒頭の一言。ラーメンとかおにぎり・・・なら、別に気も留めなかっただろうし、スッと流したに違いない。ところが、「あんパン」ならぬ、「エクレアとシュークリーム」ときたら、???ってなるだろう。

M先生のストイックさと、どこでどう結びつくのか、その甘くてとろけるようなイメージ。シューの香ばしさにバニラビーンズの甘香、そしてチョコレートのコク・・・どこから見ても、おおよそ似つかわしくない「ミスマッチ感」に、思わず笑ってしまった。

でも・・・、そこがいいんだ。M先生の魅力は、その「意外さ」にある。

どんな相手でもそうだが、予想しない反応が返ってきたりすると、驚きと同時に、新鮮な感動がココロを通り抜けていく。えっ? こんな一面もあったのか・・・。彼女なら、改めて惚れ直すのは、決まってこういう「意外さ」に触れたときだ。さっきのシーンは、まさにそれと同じ雰囲気。

う~ん、オ・ト・コ・マ・エ じゃん!!

毎日、子どもたちと接しながら感じる、喜びや悩み、不安・・・そういったものを共有しつつ、お互いに励まし合い、支え合って頑張る先生たち。夜9時半を回っても、延々と熱く、真剣に語りあう姿に、いつしか疲れも忘れてしまう。

この調子だと、今日中には終わんないかも・・・な。

語り合った言葉、積み重ねた時間、揺れたココロ、流した涙・・・びっしりと書き込まれた指導ノートのページが埋まるたびに、また一つ、教師としての経験値が、厚みと深みを増していく。

目の前の現実から逃げるな。カッコつけず、素直に、正直に、現実と対峙せよ。真の学びは、そこにある!!


俯瞰する力

物事を高いところから、幅広く見ること。大局的な視野に立って、全体像をとらえること。「バード・アイ」という言葉で表現される全体把握力は、仕事をスムーズに進めていく上で、必要不可欠な要素だ。

しかし、こういった視点が人と人との付き合い(=人間関係)にも必要だということは、意外に認識されていないというか、すっ飛んでしまっている場合がけっこうある。

仕事では非常に客観的で、持ち前の分析力を駆使してプロジェクトを進めていく人が、いざ自分のこととなると、途端に自己中心的な考えに陥ってしまう。自分の言動を客観視することが、なぜかすっぽりと抜け落ちてしまうのだ。

気がつけば、自分の都合ですべてを進めてしまっていた。自分の短所というか、改善すべき点を指摘してくれているのに、素直に聞けない。

おいおい、もうちょっと「自分自身を俯瞰してくれよ」・・・そんなふうに感じる場面ってないだろうか?

当たり前かもしれないが、好き嫌いといった「感情」や損得勘定、利害関係などが前面に出てくればくるほど、自分を客観的に見ることができなくなり、結果的に相手を傷つけてしまう。

人間だもの、仕方ないじゃないか。素直で人間味があるじゃないか。

もちろん、そうだからこそココロが揺れ、気持ちが動き、感情が深まるのだが・・・その微妙な「さじ加減」(最近よく出てくる言葉だ)を間違えると、とんでもない誤解を招いたり、大きな感情のずれができてしまったりする。

そんなこと思っているわけないじゃない。どうして、そんなふうに受け取るの? 予想しなかった口調で、相手から反応が返ってきて、初めて気づく。なんか、おかしなこと言ったっけ?

周りを俯瞰する力も、もちろん大切だ。でも、自分自身を俯瞰する力だって、同じくらい大切なのだ。

みんな、よく考えようねっ!!


土曜講座+開放講座+留学説明会

今日は盛りだくさんの土曜日・・・

中2、中3は「土曜講座」。毎月第1・3土曜日の午前中に行っている、授業の復習を兼ねた勉強会。

外部の小学生と中学生向けに始まった「開放講座」。小学5・6年生対象に、「英会話入門講座」「コンピュータ入門講座」「おもしろ理科実験講座」の3講座が、毎週土曜日4回シリーズで行われる。今日はその第1回目ということで、開校式の後、英会話とコンピュータの各講座がスタートした。僕の担当する理科実験は、6月13日からの開始だ。また、中学生向けには「英検対策講座」が行われ、外部の中学と本校中高一貫コースの中2・3生が参加した。

午後は、「海外留学説明会」。本校では中高一貫コースの中3生と高1生を対象に、毎年、New Zealand とCanada への一年間の長期留学を行っている。今日はその第1回目の説明会ということで、保護者を対象に留学の概要について国際教育部からの話があった。

いずれも、直接あるいは間接的に関わっている仕事ということで、ドタバタしながら一日を過ごした。

終了後は、来週火曜日から始まる、高校の中間考査の問題づくり。中学と高校にまたがって、理科と数学の2教科の授業を担当している関係で、若干違う中高の行事予定をにらみながら、今は中学、次は高校と、立場を使い分けながらの仕事は、とても大変・・・

でもまぁ・・・、ある意味それが醍醐味というか、ダイナミックな動きができて、なかなか面白かったりもするんだけどね!!