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オンサイト・サポートで自分磨き?

昨日のブログで、ラジオの仕事にひと区切りをつけた数年前の一定期間、主に個人宅を訪問して、パソコンの設定業務やウィルス除去、ソフトウェアの操作指導などを行う仕事をやっていたことを書いた。

業界では、「オンサイトサポート」とよばれている仕事で、製品購入者に対して行われるアフターサービスの1つで、出張修理サービスをさす。Yahoo!BBやeo、NTTなどにインターネット接続回線を申し込むと、無料でセッアップサービスがついてきたり、パソコンを買った際、ウィルスに感染しても一定期間なら無料で除去してもらえるとか、ジャパネットたかたでPCを買うと、接続からインターネット設定までついてくるとか、そういったサービスだ。

本来は、大手PCメーカー、家電量販店、インターネットプロバイダーなどが、自前でそういうスタッフを抱えるところだが、それではあまりにも効率が悪いので、そういった仕事を取りまとめて紹介してくれる会社があり、多くはそこと契約して、仕事を回してもらう。

各企業の社員ではないが、そこの名前で仕事をするわけなので、かなり厳しい制約があり、接客マナーはもちろん、一定の技術レベルも要求され、定期的に審査などもあった。

当時の僕は、大阪にある2社と契約し、一日平均個人宅なら午前に1件、午後に2件、夕方(夜)に1件の、計4件をまわって仕事をしていた。エリアは、基本的に滋賀県内一円で、ときに岐阜や福井、京都などにも行っていた。

会社のサーバから、自分の行きやすいお客さんを探し、回してもらう。その後、お客さんに電話して自分でアポ取り、訪問の時間調整をし、自家用車で回る。作業内容も、インターネット接続設定、トラブル診断・修復サービス、操作指導など多岐にわたり、クライアント企業によって、その作業範囲も料金も、報告書も微妙に違う。

同じような仕事をしている人(多くは、いわゆるSOHOなどの個人事業者)が滋賀県内に数人いて、みんなが、やりやすく、報酬の高い仕事を競って取り合うわけで、毎日、PCとにらめっこしながら仕事を取っていた。

仕事がなければ収入はゼロ。いかに近場で、効率よく訪問できるところを探し、一筆書きのようにまわり、スムーズに仕事を切り上げるか。すべてはそれにかかっていた。

いくら簡単な接続設定といえども、朝イチに湖北、昼に大津、そのあと彦根で、夜は草津・・・なんていう回り方では無駄が多いわけで、近くのお客さんを、いかに同じ日に組み合わせるか。当然、お客さんの希望日時が最優先だから、そこはアポ取りがうまくならないと、どうしようもない。

また、お客さんの目の前で、お客さんのパソコンを操作し、その視線を浴びつつ作業をしなければならないという緊張感がある。もちろん「できません」「わかりません」とは口が裂けても言えないわけで、こんなことぐらい簡単さというノリで、ささっと手際よくこなし、ついでにプラスアルファの操作説明なんかできたら、相手は大感激! ぜひまた今度もアナタに・・・ということで、好感度アップ。

仕事が終わると、そこで料金をいただく場合もあり、作業内容に納得してもらえないと、気分よく払ってもらえない。「え~、こんなに高いの?」なんて言われたら最悪だ。

当然、こういったサービスにはつきものの「お客様アンケート」もあり、会社宛に満足度アンケートハガキが届くシステムになっていて、満足度が高いスタッフには報酬の高い仕事、VIPなお客さんを優先的に回してもらえる。また、急遽「今日、近場でもう一つこの仕事をやってくれない」と本社サイドから依頼があったりして、単価3~4000円の仕事であっても、数が増えれば大きな収入になる。

年末年始など企業が連続休暇になるときなど、大手企業の本社や支社での仕事もあった。いわゆる法人のお客さまで、サーバ設置・メンテナンス、キッティング、POS端末展開なども、それはそれでなかなか面白かった。ふだんは入れない超大手企業の裏側?を見られるってだけでも、いい経験なのだ。

とにもかくにも、その仕事のプロとして、お客様の目の前で仕事を完結し、その対価として報酬をもらう。仕事を回してくれた会社、そこと契約している企業がつねについて回り、両方に気に入ってもらわなければ、たちまち仕事がなくなる。

挨拶、身なり(もちろんスーツにネクタイ。パソコンの裏側ってホコリだらけの家って多いから、靴下もすぐに汚れる。一日数足履き替えたことも・・・)、言葉遣い、笑顔、スキル・・・などなど、アポ取りの電話から始まり、報告書を送るまで、すべてそれらがついて回るといってもいいくらいの、見かけ以上に「気を遣う」仕事なのだ。

仕事をしているその場で、お客さんの表情・反応がダイレクトにわかるから、自分の仕事がうまくいっているか、気に入られているか・・・、などリアルに伝わってきて、まさに「真剣勝負」。それも、自分の会社じゃなく、相手の家なので、当然こちらは「よそ者」。相手の土俵で、相手の要求することを100%叶え、プラスアルファの作業をつけて、相手に返す。そして満足をしてもらわなければならない・・・

どんな仕事にも通じる「対人関係の基本」がそこにはあった。


人生の「本当の勝利者」は誰?

同期より少しでも早く出世しようと、上司に媚を売るサラリーマン。近所の同級生に負けまいと、せっせと我が子に塾通いを強制する母親たち。家族も顧みず、残業も厭わず、ひたすら真面目に努力すれば、仕事はうまくいくのか・・・

ソフトブレーン創業者・宋文洲氏が、日本型終身雇用と格差、業績とモチベーション、世論と真実、幸せの意義、差別と善悪などについて直言した本、『仕事ができる人は「負け方」がうまい』。

そのまえがきには、

仕事ができる人も幸せになる人も、決して勝負にこだわる人ではなく、むしろ自らうまく負けている人なのだ・・・

とある。

大学4年の時、なかなか私学教員(公立は嫌だった)の道に恵まれず、趣味の延長線上で行くことに決めていた、某印刷会社のデザイン職。年が明け、偶然にも理科の前任者が退職したというので、声をかけてくれた県内の私立高に行けることになり、念願の教壇デビュー。

以後、20年・・・。山あり谷ありの毎日ではあったが、それなりに楽しく、前向きに過ごしてきた。いい先輩や同僚にも恵まれ、自分が成長していくのが実感できる毎日だった。

そこで降ってわいた、地元でラジオ局を作るという話。42歳、家族もあり、よく考えれば無謀とも言える決断だが、何もないところから創り上げる魅力に惹かれ、飛び込んだ。

子どもの頃、いちばんなりたかった仕事は「バスの運転手」。あんな大きなバスをいとも簡単に操り、運転するのってカッコイイやん!(もちろん今でも憧れの仕事なんだけど・・・)

今思うと、一番やりたかったことなのに、世間体やなんかで実現できなかった自分へのチャンス到来、ここで思い切らなければどうする・・・。そんな気持ちが、学校を辞めるという決断をさせてくれた。

で、ラジオ局の立ち上げに取りかかり、何とか開局までこぎ着け、滋賀県初と評され、その世界では一応の脚光を浴びることができた。ところが、収入面や生活の実態はボロボロ。昼夜のサイクルが狂い、カレンダーとは無縁の勤務で、表向きの世界と現実の強烈なギャップ。というより、これでは家族が生きていけない・・・

泣く泣く、その世界から足を洗い、パソコンの設定業務やウィルス除去、ソフトウェアの操作指導などを戸別に訪問する仕事を、個人事業としてやり始める。Yahoo!BBやeoが流行りだした頃、インターネットの世界が急速に広がる時期にピッタリはまり、こなしきれないほどの仕事があり、毎日県内を車で走り回っていた。

実は、教壇に戻った今、ずっと教職に就いている先生たちや、若い先生を見るたびに、このときの経験が、今の自分にとって一番大きかったと確信している。(このことはぜひ語りたい! 後日、また改めて書こう)

そんな中で、あるところから声がかかり、経験を活かしてもう1つラジオ局を作ってくれないかと。満足のいくところまでラジオの仕事ができていなかったこともあって、二つ返事で、その仕事を引き受け、しばらくはパソコンの仕事と両立させながら、何とか県内に2つ目のラジオ局を開局。放送を開始し始めたら、パソコンの仕事は当然できず、またもや例の昼夜逆転、休日なしの世界へ・・・

いま、子どもたちから「DJ」とよばれるゆえんはここにある。

滋賀学園との「ご縁」は、ある日の自分の番組のゲストコーナーに、時の副校長先生と中学教頭先生が「中高一貫校のすばらしさ」を紹介しに来て下さったところから始まる。

で、いまこの学校で4年目を迎え・・・

ちょっと長くなったので、続きはまた明日書くことにしよう。


久々の出会い、その後・・・

日曜日・・・。持ち帰り仕事をして、ランニングに行って、夜はお寺の打ち合わせと、けっこう忙しくて、あっという間に一日が終わってしまった。

お寺から帰って22時過ぎ・・・、昨日久しぶりに出会った教え子から、お昼前に届いたメールの返事が来ていて、またまた大感激! 了解を取ったので、皆さんにもぜひぜひ読んでもらえればと思う。

まずは、お昼前に届いたメール。

おはようございます!
昨日は御会いできて、本当に良かったです。
学校の事について知ることが出来ました。ありがとうございました。
正直娘も迷っていますが、先生の話を聞いて気持ちにユトリが持てたように思います。
(中略)
先生とのお話は娘にとって希望の光になりました。
もう諦めかけてた私学が自分の頑張り次第で実現できるのだと、わかったみたいです。
(中略)
ねぇ~‥まさかですよね(ΘoΘ;)
まさか、親子でお世話になるなんて、まして、学校も違うのにね~
いや~、ホンマに担任が先生で良かったです。
安居先生、ばんざ~い(^_^)v

で、その返事に僕が送ったメール

昨日はご苦労さまでした。
ほんと、まさかの再会っていうか、ビックリでした。
こちらこそお会いすることができて嬉しかったです。
お嬢さん、なかなかステキじゃないですか。
しっかりしてるし、元気がよくて、かわいいし!
ぜひ本校に来てほしいです。
(後略)

そして、今晩届いた返事メールが、これ!

先生、ブログ!?見ましたよ。
娘が 「会話までバッチシやわ~」ってニコニコしてました。
メッチャ久しぶりに会ったのに、先生はあの当時と変わってなくて、先生を見た瞬間に「3-C」に戻りましたよ。
個別相談の時に、先生がニコニコしながら見てるのが、すごく印象的でした。
「シャキッとせ~よ」も忘れられません。子供にも言ってますよ。
私だけでなく、先生が担任した生徒達は「先生で良かった」と誰もが思ってますよ。
ず~っと教師してて下さいね!ヨボヨボになっても辞めないで下さい!
私みたいに「先生で良かった」っていう生徒を育てて下さい!
先生ホンマ、教師が天職やし。教え子が言うてるし、間違いない。
先生の教え子で良かったぁ~

こんなふうに言ってくれるお母さんになってくれただけでも、教師冥利に尽きるというか、そういう教え子を持てたことを誇りに思う。

一生懸命やっている姿は、必ず相手に響く。そして、相手を思う気持ちは、必ず通じる。今になって、そんなことを感じさせてくれるなんて・・・。これも何かの運命かもしれない。

改めて誓おう・・・

命の火が消えるまで、ずっと教師でいることを!


今日の重点課題?

昨日に引き続き、連休中の「お約束」を朝から・・・。まずは持ち帰り仕事、続いてランニング。シャワーを浴びて気分一新したところで、読書。

と、ここまでは昨日と同じ。違うと言えば、空が曇ってるくらい。で、昨日終わりきらなかった掃除をやってしまおう!

というわけで、古いパソコンやプリンタは小屋に運び、資料や書類は焼却すべきものと回収に出すものに分類、全部が終わったところで、掃除機と雑巾がけをして、キレイさっぱり、あわせて2カ所の大掃除が完了。

汗をかいたついでに、もう一回走りに行くか!ということで、夕方、今日2度目のランニングに出かける。天気予報では雨かも・・・と言っていたが、そんな気配もなく、むしろ風がなく、走っていると蒸し暑いくらい。

家に戻って、これまた2度目のシャワー。その後は・・・お待ちかねのbeer三昧!うまいんだなぁ~、これが!

少々早めに夕食を済ませ、録画しておいた「おくりびと」を、家族みんなで、ゆったり鑑賞。

まじめに生きることの美しさ。

人と人との絆。

やさしさの意味。

そんなことをココロいっぱい受け止められたようで、なんだかうれしかった。

人生、どんなことが起ころうと、すべてを受け止めてこそ・・・生きていける。そして、この世から旅立っていける。


さわやかな天気、掃除日和

さわやかな秋晴れ!何をするにせよ、天気がいいと気分もいい。持ち帰り仕事、ランニング、読書の3つは定番メニュー。今日はそれに掃除が加わった。

ここ何年かの書類や荷物をまとめて置いてあるところ。壊れたパソコンやプリンターも同居していて、そのほとんどがゴミ同然なんだけど、中には、まとめきれずに積み上げたままの書類もあって、まずは要るものと要らないものに分けなくてはならない。

ある程度、まとまった時間がないとできないということで、ずっと放置してきた場所・・・。ある意味、人生の歴史というか、記録や書類を見ると、当時のことが鮮明に思い出され、記憶が呼び戻される。

こんなことに真剣になってたんだ。こんなことで悩んでたんだ。

その後、どうなっていったかを逆にたどりつつ振り返ると、今、直面しているいろいろな案件を解くヒントが見えてくる。

いい天気の休日・・・ふだんできないところの掃除もいいもんだ!


いつもとは違う時間の流れに・・・

カラダの調子が良いのか悪いのか、よくわからない。でも確実に、ゆったり感はある。連休ということで、今日は完全にOFFモード。ランニングをして、本を読んで、音楽を聴いて・・・

でもやっぱり、仕事のために使う時間もゼロにはできない。

1日休めば自分にわかり、2日休めば相手にわかり、3日休めば・・・じゃないけれど、ずっと考えていることが、そう簡単に頭から離れてくれるわけでもない。ふと考えが思いついたりすると、そこから一気に仕事モードに変わり、時間の都合をつけて作業をしてしまう。

唯一、いつもと違う点は、明らかに時間的余裕があるということ。明日までに仕上げなくちゃという焦りはないので、思考が広がる。いいことだ。

制約があると、ある枠の中に納めようと、どうしても考えが小さくなる。収拾がつかなくなると困るので、見通しのつく範囲で終わってしまう。そんなところから新しい発想が生まれるわけもなく、どこにでもあるような、優等生が答えるような「模範解答」に終始する。

既存のフレームワークを飛び越えた、自由な発想ができなくて、どこに「改革」の文字を入れようというのか・・・

この休日を利用して、改めて原点に立ち返り、なんの制約もない真っ白なフィールドに、自由な思考を積み上げよう。

目標は決まっている・・・。既存の手順にとらわれない方法論を、ゼロから創り出すのだ。


5連休、みなさんはどう過ごされます?

今日も、22時を回った。ちょうど今、仕事の整理がついたところ。明日金曜日を乗り切れば、明後日は土曜日で、その先は・・・。世間では「秋の大型連休。さて何をする!」なんて騒がれているけど、個人的には特に予定なし。

土曜日までは仕事でダメだが、日曜日以降は束の間の休息が取れそうで、ちょっぴり嬉しい。毎日ランニングもできそうだし、心身のリフレッシュになるか?といったところ。

とはいえ、まとまった時間があるということは、日常業務の合間を縫ってはなかなかできないことを、ドカーンとまとめてやるには打ってつけ。じっくり考えを巡らせて、改革プロジェクトの進め方を絞り込んでいこうと思っている。いくつかの打つ手を考え、そのシミュレーションをしてみて、こうしたらこうなるという見通しを立てたい。ある意味、今は時間との勝負! まだ先のことだといって、のんびり構えているわけにはいかないのだ。

とは言え、このプロジェクト・・・

ゲーム感覚というと不謹慎だが、将棋やチェスのような心理戦というか、相手の出方を考え、その動きを読み解きながら、最終的には自分の意図する方向へ全体を収束させていくおもしろさがある。確かにつらくて大変な仕事だが、個人的にはそんなドキドキ・ワクワク感があって、超・押せ押せムード。自分でも、積極的に取り組んでいるのがわかる。

自分自身がブレることは決してない。でも、誠意が相手に伝わらなくては、ただの自己満足に終わってしまう。改革プロジェクトは、「崇高なチームプレー」だ。眼前に立ちはだかる壁を突き破るのは、「誠意」と「信念」しかない。

がんばろう!


お盆も終わり、夏休みも残りわずか・・・

8月も半ばを過ぎ、今日は17日。お盆が終わると、8月の終わりまで一気に時間が過ぎていくような、そんな焦りを毎年感じていた子どもの頃・・・

夏休みが「休み」でなくなった今も、同じような気分。

我が子が小さかった頃は、やれ自由研究だの、サマーワークだの、別に親がやらされているわけじゃないのに、同じように焦っていた。

「早くやらんと、休みが終わってしまうで~」

そんな言葉が日増しに多くなり、すでに過ぎていった日々を恨みつつ、言っても仕方のないコトバがつい口に出てしまう。

「長い休みがあったのに、いったい何してたんやぁ~」

今ではもう、笑い話にしかならない会話だが、今まさに現在進行形だという家にとっては、笑ってばかりもいられないだろう。

振り返って、我が身はどうか・・・

マラソン復帰をめざしてこの夏、頑張ってランニングをしようと思っていたのに、甲子園出場のドタバタでシンデレラ帰宅になる日が続き、嬉しい誤算。飲んでバタンキューの状態では、そんな余裕すら持てなかった。

何、甘えたことを言ってるんや。時間は作るもんやで~

そう、その通り!

その気になればちょっと早起きして、走る時間ぐらいつくれるはず。要するに「その気がない」だけなのだ。

言うは易し、行うは難し・・・

生徒に言う前に自分に問いかけてみろよと言わざるを得ない。あぁ、情けない・・・

えっ? 今からでも遅くないって

そう、その通り!


「こだわり」が生み出すパワー

何もそこまでやらなくてもいいやん

適当なところで手を打ちなよ

そんなことやってたらカラダを壊すでぇ

いくら周りからそんな言葉が聞こえてきても、自分が「こうだ」と決めたことに対しては、とことんまでやるのが人間ってモンだ。

自分はあきらめが早いから・・・と言っている人にだって、必ずどこか、何かに「こだわる」部分がある。

こだわることは、うつくしい

こだわることは、つよい

こだわることは、ふかい

こだわることは、あたたかい

こだわることは、やさしい

とことん「こだわり続ける」先に見えるものは何だろう。

それは「愛」だと・・・僕は思う。


ICOCAの便利さに完敗!

車で通勤する僕としては、たまの出張ぐらいしかJRを利用しないが、券売機で切符を買って乗る人が、えらく少なくなったように思う。何人かで乗る時、以前なら定期を持っていない者はみんな切符を買っていたのに、今や毎日電車を利用しない人もICOCAを持っていて、気がつけば僕だけが「切符を買ってくるわ・・・」といった状態。

時間がない時など、みんなはICOCAをかざし、ピッと簡単に改札を通っていくのに、わざわざ切符を買って、それがために乗り遅れ~なんて、ごっつう惨めな気分。

関東の方では、携帯電話をかざして改札が通れるモバイルSuicaっていうのもあって、携帯の中にSuica(JR東日本版のICOCA)が入っていて、特別なカードさえ持つ必要もないシステムがある。

もっとも、ICOCAはチャージの利便性など、サービスの完成度が高く、現金不要でチャージができる(クレジット決済)SMART ICOCAを利用すれば、さして携帯を利用するまでもないということらしい。

加えて、相互利用が可能になっている現在、もし携帯で改札を通りたいというのであれば、モバイルSuicaを使えばいいわけで、JR西日本としても、今さら急いでモバイルICOCAを導入しなくちゃとは思っていないだろう。

ただ、関西の地下鉄や私鉄などの共通スルッとカードPiTaPaエリアでは、ICOCAは使えてもSuicaは使えないので、JR以外の電車も利用する人にとっては、ICOCAで決まりかな・・・と思う。