テスト、終わって「ポイ」はダメよ

中間考査が終わり、テスト返しが始まった中学・各教科の授業。さてさて、気になるのは結果(=点数)だけかい?

今朝1時間目にあった、今月の「中学生のつどい」でも話したことだが、テストは復習、つまり・・・終わってから見直すから意味があるのだ。

2008年の10月6日(おっと、僕の誕生日じゃないか)、日本経済新聞の教育欄に掲載されていた、驚くべき「復習の効果」。テスト後に問題の解き直しなど復習をしている層は、しない層に比べ、算数・数学で平均23%、国語で19%も正答率が高い。(全国学力テスト、小6、中3の結果より)

まさに、復習の大切さを示す証拠みたいな数値が出ている。

一般に、模擬テストなどが終わったとき、「成績のよいヤツほど見直しをするんだ。ちゃんとやっとけよ!!」なんて、やりっ放しで終わらぬよう、毎度毎度、繰り返しだとわかっていながら、自己反省も含めてハッパをかけるが、これはいかなるテストでも同じこと。

日常の授業で行われる「小テスト」や「確認テスト」。各単元が終わったときに行われる「単元テスト」。「中間テスト」や「期末テスト」などの定期考査、などなど・・・いずれも《見直し》が、次のテストにつながることは間違いないのだ。

僕自身、「テストのために勉強するヤツは嫌いだ」とよく言っているが、見直しをしないこと=テストのための勉強にしかなっていない、つまり、「テストの見直し(復習)をしないヤツが嫌いだ」という意味で言っているのだ。

検定や入試など、合否を決めるテストは「点数を取る」ことが目的だ。点数が取れなければ、テストを受ける意味がない。だって、テストで合格して、成果を勝ち取ることがすべてだから。

でも、それ以外のテストは違う。来るべき合否を決めるテストに向かって、成果を確かめるテストなのだ。どこの勉強が不十分なのか、どの部分の理解が乏しいのか・・・それを知るためのチェックシートに過ぎない。チェックしてわかったことを、その後に活かさずして、何になる。

点数は単なる指標、「あなたの理解度は△△%です!!」っていう程度の数字だと思って気にしないこと。大切なのは「どこを、どう間違ったのか」「どこがわからなかったのか」、それをキチンと分析し、次に同じ間違いをしないよう《見直し》をすることだ。


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