長期展望があってこそ、日々の行動が活きてくる

今日は、ひな祭り。とはいえ、何のイベントがあるわけでもない。娘2人もすっかり大きくなり、「お雛さま」はずっと箱の中。最後に出したのはいつだっただろう?10年以上出してないような気もするなぁ・・・。

さて、そんなことは関係なくて、この時期、年度末ということで県への報告やら、校内の書類やら、来年度の準備やら、とにかく雑務が多い。毎年の routine-work といえばそれまでだが、それがどういう意味を持つのか、何の目的なのかという「本質」が忘れ去られたまま、だたこなしていけばいいというのは、何となくしっくりこない。

本来、仕事は意味あってするものだと思うし、それが見えているのと、いないのとでは、その過程も、取り組む意欲も、結果も・・・大いに違ってくる。なのに、「とりあえずやったらええねん」式に物事が進んでいくのはどうしてか。ホントに嫌で嫌で仕方がない。

加えて、常々いろいろなところで、あれほど長期的視野に立って物事を考えてほしいと言っているにもかかわらず、どうしてそれが前面に出てこないのか、理解に苦しむ。とりあえずは目の前のことが首尾よく済めばいいのかどうか知らないが、ホント目先のことだけに意識が集中しすぎで、将来性も何もあったもんじゃない。好き勝手にブロックを積み上げて、まともな家が建つはずがないだろう。

とはいえ、人の価値観はそれぞれだから、みんな「自分自身はわかったつもり」でそれをやっているに違いない。真面目に、こつこつと・・・。内部の人間は一生懸命なのに、外部から見れば「何やってんの?」・・・。それはもう悲劇を通り越して、喜劇だ。

組織の行く先を明示し、メンバーの動きをコントロールするのはトップの役目だ。長期的視野に立ち、いま何をなすべきかを把握し、それが効果的に実現できるよう、組織のポテンシャルを最大限に活かすよう動かして行くのがトップの仕事だ。あくまでも成果は組織のためであって、個人的な満足や責任感に由来するものではない。

目先の成果ばかりにこだわる人、損して得を取れない人、周囲からの意見を好き嫌いで聞く人、自分の近くの人だけがかわいい人・・・

そんな人たちが、長期的な目線を持たず、単年度の成果だけを目的に組織を動かそうとするとどうなるか。

裸の王様にならなければいいな・・・と思う。


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