職員室の机からふと顔を上げると、一面に黄色の花が咲いている写真。弥生3月、そんなイメージいっぱいの景色・・・。
「そやな、春なんやな~」。
一瞬、ココロが和む。
職員室の掲示板に貼ってある、某旅行会社のカレンダーがそれ。菜の花だろうか、遠くの山並みをバックに柔らかな黄色に色づいた大地が広がっている。いま気づくなんて、ちょっと気持ちに余裕がないんじゃないの?
自問自答してみる。
確かにそうかもしれない・・・
授業やテスト準備など、すぐ目の前の現場対応から、対外的な書類作成、今年度の総括、来年度の準備など、視点の違ういろいろな仕事が一気に押し寄せるこの時期、僕だけに限らずすべての教職員が「忙しく」なる。
それに加えてプロジェクト。これこそ思いっきり大きな視点で考え、具体策を構築していかなければならない作業であり、気持ちの上でもたくさんの矛盾を抱えながら、落ち着かせどころを探っている状況だ。理論で片付くのならたやすいが、感情の部分が大きなボトルネックになっていて、疲労感が何倍にも増幅される。
やった分の仕事は、正当に評価して欲しい・・・。そんな愚痴の一つも言いたくなる。
そんな心中を察してか、偶然にもTwitterで@akinorimesuさんの、こんなつぶやきが飛び込んできた。
「うちの職場…教員って民間企業のような評価制度がないです。なので、やってもやらなくてもなんら評価されない。やってもきりがない。やれる人は深夜まで仕事する。私は、どこまでやればいいのか、今の悩み。 #wmjp」
さっそく、僕もつぶやき返す・・・
「 うちもそう。私学だし、それじゃアカンやろ~ということで声を上げているけど・・・進展せず、かな?RT @akinorimesu: うちの職場…教員って民間企業のような評価制度がないです…..」
すると、 @akinorimesuさんからの返信はじめ、どんどんメッセージが飛び込んでくる・・・
「うちも私学です。公立はあるみたいですね。」
「高校ですよね? 神奈川県立高校は評価制度あります。もうどこでもあるのかと思っていました。うまくいっているとは思えませんが、給与にも反映されます。」
「へええ~!!私学はバラバラかもです。」
「うちは、担任が激務なのでドクターストップの人も、主任も同じお給料。」
「進学実績は目に見えやすいですね。RT @k_sporon: 保護者からサーベイ取るとか、第一志望校に●人合格させる」とか…笑」
神奈川県立高校は評価制度があると聞いて、「やるなぁ~、実際どれほど違うんやろう・・・」と思っていると、@perryonoさんから
「ボーナスや昇給に関わります。せいぜい数パーセントなのであまりみんな気にしてない感じですが、悪い方に査定されて納得している人もあまりいないだろうな」・・・と。
いくら数パーセントとは言え、きちんと勤務が評価がされ、サラリーにまで反映されていることはすごくうらやましい。何を基準に、どういう評価がされているのか、もっと具体的に知りたいところだが、少なくともうちよりは進んでいる。
主任も同じ給料の学校もあれば、きちんと評価される学校もある。いったいどちらがいいのか・・・。@akinorimesuさんは、これら一連のつぶやきを読んで、自身のブログでこう語っている。
☆教育の仕事は「やってもやってもきりがない」とよく言われるのでそんなものかもしれませんが・・・。もう他人と比較するのはやめて、自分なりの評価軸を作って、自分の中で評価するのが今のところのベストなのかもしれません。(全文→ 【評価制度ない職場】自分で評価軸を作るか・・・ )
僕も、引き続き考えてみよう。