好きな風景(夜バージョン)

21:20 誰もいなくなった職員室で、今日一日を振り返りながら、あれこれ想う・・・。午前中、小学校まわりをして、久しぶりに懐かしい先生に出会った。

平成9年の秋、文部省(当時)教員海外派遣・滋賀県第251団のメンバーとして、一緒にヨーロッパに行ったその先生。その後、毎年1回行われる同窓会に、一時期教壇を離れていたこともあって、僕自身なかなか参加できなくて、ずっと出会っていなかったにもかかわらず、お互い「あっ!」とすぐに記憶が巻き戻され、思わず顔を見合わせた。

ほんのわずか、時間にして10分にも満たない再会だったが、改めて一緒に過ごした時間の尊さに、人とのつながりの重さとありがたさを感じた。

・・・明後日の体育祭に向けて、頑張る子どもたち。限られた時間の中で、あれもこれもと、抱えきれないくらいの作業をこなし、時に苛立ちのあまり、仲間とぶつかったり。でも、真剣に考えているからこそ、そんな葛藤が生まれるのだ。いいじゃないか、もっともっとぶつかりあおう。それがみんなを高めあうことにつながるのだから。

21:50 内線電話が鳴った。高3職員室からだ。団リーダーとして体育祭を引っ張る高3生。その担任として、彼ら彼女らを支え励まし、お互いに優勝を狙って競い合う高3学年団は大変だ。

一生懸命やることは、「美しい」

一生懸命やることは、「強い」

一生懸命やることは、「尊い」

それを身をもって示してくれる、学校行事への取り組み・・・。子どもたちの、いや子どもたちと教師がひとつになった姿に接するたびに、魂が揺すぶられる。

22:10 帰り支度をしようと、コップを洗いに流し場へ。いつか学校のシンボルとして紹介した「学びの窓」が、心を癒してくれる。

明日も頑張ろう・・・

学校という空間で、子どもたちの成長に関われることの「シアワセ」。すぐに結果が出ることばかりではないが、何物にも代え難い「ヨロコビ」。

一日を思い返し、残る言葉は「感謝」の2文字しかない。


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