数学を、もう一度深く学んでみたくなった

理科と数学の教員免許を持ちながら、専門が理科(生物)ってことで、何の疑いもなくずっと理科を教えてきたわけだけど・・・でも、今年は数学の授業も中高で少し持たせてもらって、前任校でも2年くらい数学を受け持ってたこともあったし・・・最近、ちょっぴり「数学を極めて」みたくなった。

理科が面倒って言うと怒られるかもしれないけど、僕らが習った頃の理科の先生はもっと自由(っていうか自分の時間)があったように思うし、準備室でいつも楽しげに「理科してた」し、実習助手もいたし、予算的にもさほど苦しそうでなかったし・・・すごくうらやましかった。

でも、最近では、いざ実験をやろうにも条件的にきついし、そもそもココロのゆとりがないことには「理科のおもしろさ」を全身で表現しにくくて、どうも薄っぺらな、言葉で言い含めるような部分が多くなってしまう。結果、中途半端な「カンドー」しか子どもたちに与えられなくて、それこそ自己嫌悪に陥ってしまう。

それに引き替え、数学は自分の空き時間(寝る時間を少し削ってでも)をフルに使えば、どんどんその面白さが深まっていき、子どもたちにも「自分のもの」として「数学の面白さ」が伝えられるのではないかと思える。

なんとなく自分が歳を取ったことで、「過去、やり残したこと」をやりたくなったのかな・・・って、自分自身に問うてみる。確かに、中学時代から「もっと数学をやりたいな」「深くわかりたいな」と思いながら、高校に行っても、理数科なのに数学は座学だと軽く考え、理科に軸足をおいて時間を使っていたし、実験に時間を取られ、結果分析ばかりに気が向いていたのも事実。

でも、理科だけに興味を絞りきれず、ずっと消化不良のまま数学を引きずり、教員免許を取ったのもたぶんそういう気持ちがあったからだと思う。

まあ、国語や英語にも興味があったことを考えると、当時「数学を極める」意識がそれほどあったとは思えないが、今になってその思いがフツフツと湧き起こってきたみたい。

自分が「極めたい」ということは、当然、子どもたちに「わかってほしい」ということと同義。数学イコール理系ではないし、どの進路を選択するにせよ、数学ができるに超したことはない。小学校で数学嫌いになったのなら、中学校で好きになればいいじゃないか。時間は十分にある・・・。そんな心境なのだ。

どうだい、一緒に数学を勉強してみないか? 大声でそんなことを言いつつ、授業開きができたら嬉しい!


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