中高一貫のありようを早急に整理すべし!

本校の中高一貫教育について、いったいどれだけの教職員がその具体的な中身まで認識しているのだろう・・・。

基本的に中学に関わっている教職員以外は、あまりにもその実態や中身について知らなさすぎるが故に、いろいろなところで意思疎通が不十分で、そのシワ寄せが子どもたちや保護者に波及しているのではないかという気がしてならない。

本校の場合、教職員としての共通ベースは高校教職員だ。勤務する全員が、まずは高校教職員であることが前提となる。で、その上に中学所属の教職員だけがプラスアルファの位置づけとして、中学業務を担当している。

つまり、高校だけに所属する教職員はいても、中学だけに所属する教職員はいないことになる。中学所属の教職員は、イコール高校教職員としての任務も請け負っているわけだ。

例えるなら、看護師と助産師の関係だろうか。助産師資格は、まず看護師資格を取得し、その上で得られる資格だ。本校の中学教職員も、まず高校教職員であることが前提で、その上で中学の業務を担当しているといえばわかりやすい。

そんな実態だから、中学生の保護者にとっては、自分の関わる窓口が中学であるにもかかわらず、先生たちがどうして中学として単独にみてくれないのかと不安になって当たり前だ。

実際、中学だけで完結しないことがあまりにも多すぎて、正直、現場は疲弊している。

もちろん「中高一貫教育」を謳っている以上、高校部分を切り離して考えることはできない。でも、だからといって中学からは高校部分も含めて配慮しつつ物事を行っているのに、高校部分からは中学のことをほとんど意識してもらえないのはおかしいだろう。

本校で働く教職員全員が、高校・中学のく別なく一様に、全ての教育活動を平等かつ自分のこととして受け止めて欲しいと思う。

その上で、高校教育とは何なのか、中高一貫教育に意義はどこにあるのか、そのために中学は何をすればよいのか・・・といったことをきちんと議論し、共通認識として全員が持たなければならないと強く思う。

それなくして、本校中高一貫教育の目的が達成されるはずがない。

いい加減、無責任体質というか、今の仕事に関係ないところは知らないといった風土は排除しよう。


コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

This blog is kept spam free by WP-SpamFree.