トップの元気が組織を活性化させる

午後7時半から、定例の父母教(父母と教師の会)本部役員会。今年度の事業もいよいよ締めくくりを迎え、三送会での昼食提供や広報誌編集、学年取り組みなど各部の事業について、詳細な計画が報告された。

そんな中で、研修部の「大凧づくり」活動については、できた凧を揚げる本番(大凧祭り)が5月末開催ということで、来年度にまたがる事業となる。単年度で終わるのではなく、継続的な事業が企画立案され、実行に移されていく保護者のパワーは気持ちがいい。

本校の、いわゆるPTA組織である「父母と教師の会」は、ちょうど共学化され、中学が創設された頃に本格的に活動が始まり、父母と教師が自由に討論する場(井戸端トーク)や各種研修、月1回の広報誌発行など、しだいに活発になってきた。

ところが、2~3年前からその活動が思うように進まなくなり、いろいろな行事を企画しても、保護者が集まらなくなってきた。私立の保護者なら、もっともっと学校に対して積極的であっていいのにと思う立場からすれば、「何やってるの」と歯がゆい思いを日々感じていた。事務局を預かる教員の意識、管理職が保護者をどう捉えるかといった問題もあり、学校(教員)と保護者が遠くなっていくような思いがしてならなかった。

そんな中で、本年度父母教の事務局担当が回ってきたのを機に、中高一貫やスポーツコースの、学校への帰属意識の高い保護者を中心に本部役員を組織し、会長に自ら「チャレンジ父母教」のスローガンを掲げる強力な推進役を充て、意識的に保護者の学校への関わりを強めようと働きかけた。

もとより、自分の子どもが通うこの学校を「よくしたい」「もっと地域に根ざしたい」と思っていた保護者ばかりが本部役員に集まったわけだから、こちらの思いと完全に一致。定例の役員会はじめ各種事業への保護者の関わりが格段に大きくなった。新規事業も次々と生まれ、まさに「チャレンジ」の一年だった。

会長が常に前向きな姿勢を持ち、少々困難なことでも「やってみよう!」の一言で各方面に働きかけ、果敢に責めていく。それをさらに盛り立てるように事務局がハッパをかけ、条件整備をし、実施に移していく。そういった前向きな行動サイクルが元気を生み、次の行事の企画へとつながっていく・・・。

まさにトップがその役割をしっかり果たしたからに他ならない。

来年度ももう一年、会長続投でこの流れをより強固なものにするよう、さらに積極的に打って出る計画だ。父母の力で学校を変えていきたい・・・。

滋賀学園の父母教の名がどこまで響き渡るか、大いに楽しみだ。


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