モンスターペアレンツになる、ギリギリのところかもね・・・って言いながら、ホンネの話がいろいろ出てたよ。みんな学校のこと好きなんだけど、どこか不安なのかもしれない。何がしたいのか、どの方向に進もうとしているのか、わかるようでわからない・・・。
ふと廊下で出会ったとき、そんなことを言ってくれた保護者がいた。今日の保護者会でJCITAの一井敏郎先生のメンタルアドバイス&講演会の後、学年ごとの懇談会をしていた中3生のお母さんだ。
ふだんから学校のことにいろいろ協力的で、それこそ「学校のためになるのなら」という思いで、家族ぐるみで関わって下さっているが故に出た「心配」なんだという気がして、とてもありがたかった。
もとより学校というところは保護者の理解や協力なくして成り立たない。学校に任せておけば、学校の言うことだから間違いないと、コトバの上ではすごくイイ響きだが、一方で学校に丸投げして、すべてを委ねている関わり方が正しい保護者のあり方だろうか・・・。
僕は「違う」と思う。
どんなことでも言える。何か不安になったら、たとえそれが学校の教育方針や指導の仕方に関することであってもすぐに聞ける。そんな敷居の低さがあっていいと思う。理解しているからこそできる意思表示のどこがモンスターなのか。そんな心配は一切無用だ。
もちろん立場は違うし、何もかもが同じ土俵で語れるというわけではない。それを十分わかっているからこそできる学校へのアプローチを、我々教師が真摯に受け止めなくてどうするのだろう。
遠慮せず、もっとオフィシャルな場で、そういう意見交換・意思疎通ができる学校でなければいけないと思う。