滋賀学園硬式野球部、第9期生三送会

午後1時半からホテルニューオウミにおいて、滋賀学園高等学校硬式野球部の「第9期生三送会・甲子園出場感謝の集い」が盛大に開催された。

例年行われている硬式野球部の伝統行事「三送会」だが、今年はそれに夏の甲子園大会出場という栄誉も加わって、お世話になった方々への「感謝の集い」もあわせて行われた。

硬式野球部保護者会の開会宣言のあと、まずは山本智之部長からの挨拶。

引き続き、来賓祝辞ということで、まずは清水忠和校長先生の挨拶。

続いて、父母と教師の会・中澤道盛会長の挨拶。

会場の保護者や野球部1・2年生も、一緒に甲子園の応援に行った仲間ということで、真剣なまなざしだ。 

続いては、課外活動後援会の山田久夫会長の挨拶。

来賓を締めくくって、硬式野球部後援会の下田一夫会長の挨拶と乾杯の発声で祝宴に入った。

美味しい食事をいただきながら、舞台では数々の余興が披露された。まずは、大阪南河内の勇壮な太鼓。身体の芯までしびれるような太鼓の響き。後半には獅子舞も登場し、会場いっぱいに威勢のいい踊りを見せてくれた。

続いては、津軽三味線。挨拶のやさしい声とは対照的な、激しいバチさばきに、身体の奥底まで響く音色が会場を包んだ。

続いて、岸隆雄前部長から、甲子園出場を記念して編纂された記念誌「創部から10年の軌跡」の紹介を兼ね、これまで指導に携わってきた中で感じた思い出が話された。

また、野球部保護者のお母さんが作ったという「必勝だるま」。いつからか球場のスタンドでひそかに応援していたとのことで、今日のお祝いの席を借りて、山口達也監督の手で、晴れて目に墨が入れられた。

引き続き山口監督からは、創部からわずか10年足らずで、自分を男にしてくれた野球部のメンバーたちへの感謝と、これまでの足跡の紹介。また甲子園出場でお世話になった関係各位にお礼が述べられ、さらなる飛躍を誓うとの決意が示された。

続いて、これぞ三送会のメインともいうべき、監督から部員ひとり一人へのメッセージ。3年間、苦楽をともにした日々を振り返りながら、それぞれへの思い、今だからいえるエピソードなどが披露され、思わず目頭が熱くなった。

仲間への一言一言を自分への言葉のように受け止め、思い出とともに共感し合える9期生のメンバー。それぞれの横顔に3年間頑張ってきた確かな証が刻まれているようだ。

監督と選手たち、選手どうし・・・結ばれた固い絆は、高校3年間の財産であり、これからの人生の羅針盤になるに違いない。

部員から、山本部長、山口監督、久保田コーチへお礼の花束が贈られる。

その後、たぶん30分以上はあっただろう、まさにメンバーのこれまでの野球人生を振り返るかのような、数多くの写真で彩られたフォトムービーの上映があり、保護者のなかには思わずハンカチで目を拭う姿もあった。

また、野球部応援団として、県大会から甲子園に至るまで声援を送り続けたチアリーディング部・小柳涼キャプテンからは、お礼の言葉とメンバーひとり一人にプレゼントが贈られた。

続いて、9期生の保護者全員が舞台に登壇。代表して会長と副会長からお礼の挨拶があった。どの保護者もステキな息子を目の前に、どこか誇らしげで、それでいて慎ましやかな表情が、とてもあたたかく、微笑ましかった。

後輩の1・2年生が舞台に上がり、先輩へのお礼と、今度は自分たちが頑張るという決意を述べる。1年前は9期生(今日の主役)もそんな言葉を先輩に向かって言っていたんだろうと思うと、こうやって積み重ねられていく歴史が伝統となって、滋賀学園高校硬式野球部に受け継がれていくんだなぁという「重み」を感じざるを得ない。

9期生を代表して、瀧田主将から今日のお礼と、後輩たちに向けたメッセージ。

それに応えるかのように、1・2年生がゆずの「栄光の架け橋」を大合唱。今後に続く、確かな道筋を見たような気がした。

最後に木瀬啓副校長から挨拶があり、一本締めでつどいを締めくくった。

参加者全員がアーチをつくる中を、9期生、続いて9期生の保護者が退場。こんなにも温かく思いやりのある野球部・・・。

まさに「滋賀学野球」の真髄、ここにあり!

この夏、夢の甲子園へ連れて行ってくれた感動が再び蘇るようなひととき・・・。

「ありがとう」の言葉以外、何も言いようがない感謝の念とともに、明日への希望を与えてくれたみなさんに対し、この場を借りてお礼を言いたい。

ココロにカラダにもここ一番の、たくさんの元気をくれてありがとう!


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