「今を生きる」。 先祖から子孫へ・・・

法然上人800年大遠忌を迎えるにあたって、うちのお寺さんでは「記念誌」なるものを作ろうと、奉修委員会で決まったのが平成20年の8月。その際、パソコンで原稿の編集作業をせよということで、こちらにその作業が回ってきた。

今回の記念誌のメインは、各檀家が1ページずつ自由に使い「我が家の姿」を伝える部分で、家族や親戚、先祖の写真などを入れながらまとめることになっている。なかには家系図を紹介している家もあり、それぞれ個性的なものになっている。

今日は、丸一日かけてAdobe のInDesign CS4を使って編集作業。最初はIllustratorで作業をしていたが、お寺の歴史や寄稿文など、けっこう文章主体のページもあるので、統一して作業を進めたいとInDesignでやることにした。

それぞれの家から提出された原稿や写真を、1ページにうまく収まるよう配置していく。一応「こんな感じでまとめてほしい」という概略は提示してもらっているが、そもそも写真の大きさにしても文章の量にしても、レイアウト用紙に適当に枠を取っただけのものが多く、実際にやってみると、要望どおりにいかないこともしばしば。

5月の降誕会(16日)で、いったん作ったページを各家に配り、見てもらって写真の入れ替えや修正等を加えてもらったうえで、最終的に仕上げていくという段取りで進めることになっている。

それにしても、ふだんの仕事も忙しくてままならないのに、その上に休日や夜の時間を返上しての作業はきつい。でも、年長者から後世への明らかな道しるべとして、冊子を「つくる」ことの価値を説かれると、これも自分に課せられた役目かな・・・なんて、できる限りのことはやらなくっちゃって気持ちになってくる。

来年3月13日の大遠忌当日のようすも入れながら、完成は来年夏の予定。それまで延々、編集作業は続くことになる。


コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

This blog is kept spam free by WP-SpamFree.