進学実績を出すのは「当然の責務」

昨日のセミナーを受けて、某教育研究所のスタッフさんと話し合いの場を持つ。午前中いっぱい、昼食を忘れるほど話に夢中になった。

今回の出張は、久しぶりの東京で大いに刺激を受けたことはもちろん改革の方向性を再確認できたように思う。信念を曲げず、実績が出るまで頑張り続けること以外に、負のスパイラルから抜け出す道はない。

そのために何よりも大切なことは、管理職のリーダーシップと牽引力、正しい現場把握力。次いで、教師の指導力。そしてそれらを機能的に動かす組織づくりということになる。

折しも、今日のYahoo!ニュースで、こんな記事が紹介されていた。

 ☆名門私大が付属校ラッシュ、優秀生徒囲い込み(読売新聞)

必ずしもこの潮流が長続きするとは思えないが、とにかくこの危機を脱するために取れる方策は何か・・・。生き残りをかけて、どこも必死だ。

付属校・系列校化して問題になるのが「真の学力」。上級学校へ内部進学でいける道が保障されているから、敢えて頑張って勉強する必要もなくなり、その結果、学力低下を招く。

なのに、どうしてこういう流れになるのか・・・

もちろんこれは最終的にめざす方向ではなく、現状でいかに優位に立つか、その地位がための何ものでもなかろう。

「どこの大学を出たか」より、「どうやってその大学に入り」(入学方法、つまり推薦やAOでなく一般入試を勝ち上がってきた者でないと認めてもらえなくなる)、「どういう勉強をし」「どんなことを身につけているか」、そこまでをトータルに問われる時代が、すぐそこに来ている。

小手先の方法論より、本物の学力をいかに身につけさせることができるか・・・。学校の役割は、それを抜きにしては語れないのだ。


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