今年のテーマは、変革の「見える化」

新年度のスタートにあたり、中2・中3対象の集会で中学部の所属教員全員が一人ずつ、子どもたちにメッセージを伝えた。昨年度はその中に「今年の目標」を必ず入れてしゃべってほしいとお願いしたが、今年度は「続けていること」と「変わりたいこと・変えたいこと」の2つのお題を必ず入れてもらうことにした。

というのも、集会の冒頭、新しく着任された教頭先生が挨拶の中で自分の続けていることを話されたので、「おっ!これ、いただき!」ってことで、お題の一つに加えた。いきなりのむちゃ振りなんだけど、その場でコンパクトにわかりやすくまとめて話せるチカラっていうのも教師には絶対に必要なことなので、その練習ってことで強引に。

で、もう一つのお題「変わりたいこと・変えたいこと」は、今年度の中学のあり方として、僕自身の中に『変革』の二文字があり、ココロだけでなくカタチでそれを示したいという思いがあった。いくら「変えよう」と言ったって、現実に「変わって」いかなければ何もならないし、それこそ疲れるだけ。何を、どう変えたいのかを明確に意識しながら、全員が今年度を送ってほしいという意味で、まずは自分自身を振り返り話してもらおうと、このお題を選んだ。

ともに、集会の席でいきなり「・・・ということで、この2つのお題を入れてしゃべって下さい」と僕の方から言って、順番に発表してもらった。

「えっ、急にそんな・・・」と言っていた先生方も、実際に話し始めると出てくる出てくる、時間制限を設けなかったのをいいことに、「それ、話し過ぎやろっ!」。結局、予定していた時間内に全員が終わらず、今日の防災訓練の後、急遽その続きをやることになってしまった。

子どもたちには、一気に話を聞いてもらって、多少混乱をさせたかもしれないが、それぞれの先生のキャラというか、素顔が垣間見えたのではないかと思う。

さて、こういった行事での取り組みもそうだが、とにかく自分の「思っていること」「考えていること」を、その都度、言葉や行動に表して、リアルな関わりとして「周囲とつながっていくこと」、それがまずは『変革』の第一歩かと思う。

今年度、学校生活のさまざまな部分で、子どもたちはもちろん、先生方や保護者の方々にもそういった「揺さぶり」をかけていこうと思っているので、どうかそれを「みんなで一緒に楽しんで」もらえたらと思う。


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