今日は香港から・・・中学1年「総合的な学習」

4月に、中学1年生「総合的な学習」のGuest Teacher として、フランス出身の Guyader Pascal(ギャデル・パスカル)氏をお招きしたのに続いて、今日はその第2弾として、香港から鄧正鴻さん、陳振邦さん、王智永さんの3人の大学生(香港城市大学)をお迎えしました。

今日のGuestTeacherは香港の大学生3名

まずは、3人がそれぞれ日本語で自己紹介をした後、香港の地理や歴史、文化などについて説明をしてくれました。トップバッターは、鄧正鴻(ダンジンホン)さん。流ちょうな日本語で、全く違和感がありません。日本のアニメが好きだとかで、よく見ていたそうです。

鄧正鴻(ダンジンホン)さん

続いて、陳振邦(チンシンポウ)さん。どこかコブクロの小渕くんに似ていて、事前に用意してきた資料を示しながら、一生懸命に説明してくれる姿が印象的でした。

陳 振邦(チンシンポウ)さん

途中、香港の地理の話になったとき、うまく子どもたちにわかるような日本語が出てこなくて、英語で本校ALTのベリンダ先生に伝え、それを易しい日本語に訳してもらう一場面もありました。

説明を補足するALT(ベリンダ先生)

ほんとうに熱く語る学生さんたち。必死で日本語を話す姿に、子どもたちも理解しようと真剣でした。香港の夜景のスライドには、全員が「わぁ~、きれい!」の大歓声。

プロジェクターで写真を紹介しながらの説明

3人目に説明に立ったのは、王智永(ワオチーウィン)さん。香港の歴史とsoul foodについて、スライドを駆使しながら、時に笑いをとることも忘れない、キャラクターそのままの楽しいお話でした。

王 智永(ワオチーウィン)さん

一通り説明が終わったところで質問コーナー。誰が最初に質問をするか、お互いに顔を見合わせながら恥ずかしがる姿はなんとも愛らしい。中学1年生らしい素直さがよく出ていました。それにしても、みんな打ち解けた、いい雰囲気です。

子どもたちも楽しそうに学ぶ

最初に窪田さんが質問に立ち、2番目に渡辺くんが質問しました。最初に名前を言うことになっているのですが、大きな声でしっかり言えていて、なかなかいい感じです。

質問する渡辺くん

その後、何人かの質問が続きました。政治や震災のことなど、かなり難しい質問が出ましたが、率直な感想を含めて、子どもたちにわかりやすく説明しようと必死になってくれていた学生さんたち。

質問の最後は、少し恥ずかしがりながらも、椅子から立ち上がった後は堂々と聞いていた、竹本くん。真剣なまなざしが、話の深まりを感じさせてくれました。

質問する竹本くん

それにしても、3人とも日本語の上手なこと。いくら日本語を専攻しているとはいえ、大学でしっかり勉強したのは2年ほどで、それも週2時間程度だったとか。いかに前向きに、自分で努力して日本語を習得したかがわかります。

子どもたちもそんな3人の姿に大いに刺激を受けたようで、「自分たちも頑張らなければ・・・」と思ってくれたと思います。国際理解の足がかりになった、充実した時間でした。

授業が終わり、放課後、廊下に出て中2・中3の生徒たちと談笑する姿がありました。すぐに友達になれるところは、学生さんも中学生も変わりません。みんな超フレンドリー!楽しそうな笑い声が響いていました。

放課後の廊下でパチリ!

中学1年生で、毎月こんな時間が持てるなんて羨ましい限りです。すぐにその良さ、学んだ感動を言葉にできなくても、子どもたちのココロには今日学んだ多くのことが大きな渦となって、いつまでも鮮明に残っていくことは間違いありません。


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