滋賀県生まれの石川先生に教わる「化学」

今日は、朝から大阪難波へ。駿台予備学校の講師陣が講座を担当する、冬期「教育研究セミナー」理科の第2講(化学分野)を受けるためだ。

第1講の生物分野では、朝霞靖俊先生の《質実剛健》な授業を堪能し、これぞ勉強の王道、日々の授業=教科書こそが最高の指南書だということを再確認させてもらった。

で、今日の第2講。駿台予備学校・大阪南校を会場に行われた、化学の神様・石川正明先生の「無機化学-Ⅳ ~気体、イオン等をどう教えるか~」。

講習会でシリーズになっている《無機化学》の講義パート4で、今日は(X、O、H)、気体、イオンの各グループについて、石川先生の予備校での授業の一端を学ばせてもらった。

滋賀県出身で、僕より10歳年上の1949年生まれ。膳所高校卒業後、京都大学工学部に入学。京都大学大学院博士課程を修了し、駿台予備学校化学科講師。化学の本質を追求する高度な授業を行うが、それを噛み砕いて分かりやすく説明。「東大化学」「京大化学」などを担当し、極めて研究熱心。東大、京大の青本執筆者としても知られていて、受験生の人気が極めて高い。

何はともあれ今日の授業だが、6時間があっという間に過ぎた印象で、それでいてほとんど疲れていない。最初は、ハイペースの授業展開に戸惑うが、ポイントをしっかり押さえて下さるので、取りこぼしなし。もちろん、退屈さを微塵も感じさせないところは、さすがとしか言いようがない。

「合理的な整理の座標軸を設定すれば、この分野も暗記型から理解型の授業に変えることができることを示せる・・・」という講座のアナウンス通りの、極めて理論的な、理解先行で学んでいける無機化学だった。

「これは覚えるしかないんやから・・・、しっかり覚え~や」

確かに覚えてナンボの部分もあるが、ややもすると暗記を強制している自分の授業が、少々恥ずかしくなった。

(おまけ)
授業の後は自分へのご褒美ということで、せっかく来た大阪の街を堪能。難波から心斎橋へと歩きながら、都会?の空気に触れてきた!


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