チャレンジ父母教、「ミニ凧」大空高く舞い揚がる

まぶしい太陽が照りつける一日、愛知川河川敷(八千代橋南)を会場に開催された「2010八日市大凧まつり」。

滋賀学園父母と教師の会では昨年度、研修部の事業として「ミニ大凧コンテスト」への参加を決定。判じもんの募集にはじまり、2月~3月の日曜日(午後)を使って大凧会館でミニ大凧を2つ作り、今日のコンテストに臨んだ。

昨年度と今年度の役員が合同で取り組む、年度をまたいだ初めての事業。さてその成果や・・・いかに!

朝7時。学校に集合した役員は、さっそく荷物を軽トラに積んで、会場へと移動。テント設営に取りかかる。

ミニ大凧にエントリーゼッケンを結びつけて、いざコンテストへ。

オープニングセレモニーを前に、会場のテントに続々と集まる保護者の方々。おそろいのオレンジジャンパーは本校父母教の公式ウェア? 背中の「学援隊」のロゴが光る。

9時20分、ステージでオープニングセレモニーが始まった。

テントでは、午前の図柄審査に向けて、役割分担や紹介コメントの確認などが行われていた。

理事長先生、学園長先生も会場に駆けつけてくださり、励ましやら労いの言葉をかけていただいた。う~ん、ありがたい! こういったチームワークが滋賀学園の良さだ。

力強い助っ人を得て、会場の空気も一気に盛り上がったところで、10時20分過ぎ、予定より少し早くからミニ大凧コンテストの「図柄審査」がスタート。

本校のトップを切って「プラムチーム」が9番目に登場。本年度研修部長の尾崎さんが、「夢に向かってTry!」のメッセージを紹介。

続いて9番目に「ひまわりチーム」の登場。会長の中澤さんが、昨年度の硬式野球部の甲子園&陸上部の都大路アベック出場を今年も再び、ということで「アンコール」の判じもんを高らかに紹介。

30秒の制限時間ぴったりに収まるメッセージは、まるっきり原稿を「無視」? でも、その場の雰囲気を読みながら、自分なりにアレンジして会場に訴えかけるスピーチはさすがにうまい。

図柄審査のあとは仲良くテントに立てかけられ、会場に集まる人たちに愛嬌を振りまく「トラ」と「アンコウ」。

12時半からの凧揚げ審査を前に、テントの中でみんなそろってお昼ご飯。メニューは、本校食堂で作ってもらったサンドイッチ、おにぎり、焼きそば、オードブル、おでん・・・のスペシャルメニュー。

味もボリュームも大満足・・・。これなら凧揚げ審査もバッチリだ!

大凧まつりのメインはなんといっても「100畳敷大凧」。今日も、ミニ大凧コンテストの前後に、ダイナミックな飛翔が見られた。

揚げるまでの準備も慎重にすすめられる。大凧保存会のメンバーさんたちによって、縦13メートル、横12メートル、重量約700キログラムの大凧が風に乗って舞い揚がる。

クラブ活動を終え、駆けつけてくれたバレーボール部の高校生たち。彼女らが今日の引き手のメインだ。

続いて、校長先生も会場へ。剣道の大会と重なり何かとお忙しい中、時間をつくって来てくださった。ほんとうにありがたいことだ。

さて、いよいよ、凧揚げ審査が始まる。順番は図柄審査と同様、まずはプラムチームが5番目。

先週の試し揚げが雨で中止になり、説明会だけしか行われなかったので、まさに今日が「初めて」の凧揚げ。ひもの具合を確認する手つきもどこか不安げ・・・

調整しながら、誰がどの役割を担当するか、揚げたことのない人たちが相談しているのだから、この上なくアヤシイ。

前のチームの凧がきれいに揚がっていくのを見て、しだいに緊張が高まっていく。抜けるような青空とは対照的な、心配そうな表情・・・。

さあ、いよいよ揚げる順番がやってきた。見よう見まねで、とにかくチャレンジ! 引き手の先頭はもちろんバレー部の彼女たち。

よーい、ドン! 合図で引き手が走り出した。両側から凧を支えていた手が離される・・・。どうだ、揚がるか・・・?

やったぁ~! 揚がった!  すごいすごい、どんどん揚がっていくぞ!

気をよくしたメンバーは、次のひまわりチームの凧揚げに備える。先ほどの反省を踏まえて、引き手の人数を減らし、とにかく一気に走ることを確認し合う。

さあ、いよいよ揚げる時が来た。糸の張りを確認して、息を合わせる。ちょっと風が弱いのが気になるが・・・どうだ? 準備はいいかい・・・

よし! 走り出せ! もっと走れ、速く走れ、休まず一気に走れ!

走り出すタイミングより早く、凧を支えていた人たちが動いたような感じだったので、最初の凧ほどは揚がらなかったが、何とか大空に舞い揚がっていった。

あっという間の凧揚げ審査を終え、テントに戻ってきたミニ大凧たち。ご苦労さん・・・の気持ちを込めて、ひもを三つ編みに束ね、お化粧直し。

凧の裏には、たくさんの「願い札」が貼られている。

この3月に卒業した生徒たちの願いもあり、保護者の願いもあり・・・多くの人たちの願いを背負って大空へ。

2畳凧33チーム、8畳凧3チーム、合計36チームの凧揚げ審査が終わったあとは、2回目の100畳敷大凧揚げ。

多くの観客が見守る中、みごと5分弱のビッグフライトを成し遂げたあとは、いよいよ成績発表だ。

ステージ前に参加チームが集合。まずは大賞などにノミネートされた10チームが、順不同で発表された。

ええっ? 入ってない? 賞から外れたか・・・

ノミネートされた中から、ジュニア大賞、判じもん大賞、大凧まつり大賞・・・の各賞が発表されたあと、「まだあきらめてはいけません。このあと奨励賞の発表があります!」・・・とのコールがあり、4チームが表彰されることに。

どうだ? 名前が呼ばれるか?

1チームめ、2チームめ、3チームめ・・・アカン、もうダメか? とその時、「滋賀学園ひまわりチーム」の名がコールされた。

やった~!

☆奨励賞(八日市大凧会館長賞) 受賞!

参加全36チームの紹介と成績は→ こちら をどうぞ

表彰式では、大凧まつり実行委員会の小梶 猛 委員長から中澤会長へ記念の盾が渡された。

思わず、みんなの方に向かって盾を差し出した会長のうれしそうな表情。父母教として2年越しのイベントをこのような形で終われたことへの感謝と安堵の気持ちが表れているようだ。

最後に、記念写真を全員でパチリ! 先に帰ってしまわれた保護者や先生方もたくさんおられ、写真に入ってもらえなかったのが残念だったが、この場でご報告に変えてお礼を・・・。

今日はご協力、ほんとうにありがとうございました!

(追伸)

カメラを構えていたら、「撮ってあげよう」と声をかけてくださった小梶委員長。おかげでボクも写真の中に収まることができました。ありがとうございます。

 


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