なんと、39歳の大阪府立高校校長が誕生!?

いくつかのWEBニュースで今日、「大阪府教委が公募していた大阪府南部の府立高校の民間人校長として、弁護士の中原徹氏(39)の採用を決めた」・・・ということが報じられていた。

府内では史上最年少、全国でも現任校長の中では最も若い校長の誕生になり、平成22年4月1日から採用。任期は最長5年とのこと。

中原氏は早稲田大学卒で、司法試験に合格し、平成9年から弁護士事務所に勤務。現在は米国在住で、現地で法律事務所の共同経営をしているほか、米国在住の日本人の子供向け補習授業校、あさひ学園の理事長も務めているという。

府教委は橋下徹知事の意向を反映し、学校組織の活性化のため、民間人校長の応募資格をこれまでの48歳から35歳に引き下げた。「弁護士として活躍した経歴があるほか、海外在住の経験も豊富。リーダーシップや柔軟な発想を持つという、求めていた人物像と合致した」と話しているとのこと。

また、中原氏は学生時代から橋下知事の友人であり、ともに平成6年の司法試験で合格。橋下知事は「むちゃくちゃできる奴で、国際的に通用するリーダーだ。府立高校で大暴れしてほしい」と話しているという。

こと「教育」に関しては、いろいろと持論を展開し、なにかと物議を醸している橋下知事であり、その強引さに「こういうことも考えていて当然だろうな」とは容易に想像できる。

しかし、39歳の校長は「若い」!

学校のリーダーとしてふさわしい人物であれば(何をもってそう判断するかは難しいところだが)、教育界の「古い」「独特な」体制を打破し、「新しい」「風通しのよい」学校へと変えていってくれる期待感がもてる。

年功序列じゃないが、今の時代、学校とて、こういった斬新な人材登用があってもいいと思う。しかし、そのリーダーひとりに任せるだけでは、意味ある「民間人登用」にはならないだろう。必ずしも、新しい「落下傘校長」が来たからうまくいくというものではない。

要はそれを支える「現場」がどう呼応するか・・・。学校全体が組織として機能しなければ、看板の付け替えだけに終わってしまう。

本校の改革プロジェクトとて同じこと。トップだけの行動、リーダーだけの発言では何ら進展しない。もっと学校全体の「温度を上げる」ような議論、自分のこととしての「ぶっちゃけトーク」を繰り返していくべきだろう。

今後、どんどんそういう場をつくっていくこと・・・。それが僕の仕事でもあるのかな。


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