明治前半の啓蒙思想家で、慶慮義塾の創設者でもある福沢諭吉が亡くなったのは、
明治34年(1901年)2月3日、67歳だった。
誰もが名前を知っている福沢諭吉・・・。その業績の数々は、今まで学校の授業や
教科書の中で、誰もが何度も耳にしているに違いない。
今日は、そんな諭吉の残した言葉の中から一つ、『心訓』を紹介しよう。
独立自尊、自主自由の精神を説いた諭吉が残した、庶民への処世訓とも言うべき
7つの言葉『心訓』。今の私たちにも、自分の人生を考えるうえで、
いや、そんなに大袈裟に言わなくても、自分の毎日の生活の糧として、
何度も繰り返し読み、しっかりと頭に入れておきたい言葉だといえるだろう。
一、世の中で一番楽しく立派なことは、一生涯を貫く仕事を持つこと。
二、一番みじめなことは、人間として教養のないこと。
三、一番さびしいことは、する仕事のないこと。
四、一番醜いことは、他人の生活をうらやむこと。
五、一番尊いことは、人のために奉仕し、決して恩を着せないこと。
六、一番美しいことは、すべてのものに愛情を持つこと。
七、一番悲しいことは、うそをつくこと。
人間として、どう生きるか、どう生きるべきか。
それを、これほどまでにスッキリと、しかもわかりやすい言葉で表現されると、
正直言って「あー、そうね」と軽く受け流してしまいがちだ。
でもその反面、短かな言葉であるが故に、その端々が心に深く染み渡り、
何となく”私だって”という気持ちにもなると思う。
この世の中、単に表面的な魅力のみを追い求めがちな私たち。
でも、大切なのは中身・・・「心」「生き方」・・・だってことを忘れたくない。

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