宇宙の96%は正体不明? 最前線の研究者、村山斉

今日の朝日新聞「be」に、東大数理連携宇宙研究機構長の 村山 斉 (むらやま  ひとし)さんが紹介されていました。

2007年10月に発足した東大数物連携宇宙研究機構(IPMU)に43歳の若さで就任、総長より高給で東大の新研究拠点のトップについたとして話題になりました。カリフォルニア大学バークレイ校から移った最初の指示は、午後3時に全員参加のティータイムを設ける、研究会は自由討議の時間をたっぷりとる、この2つだったといいます。

「日本では質問したり、思いつきを話したりするのを恥ずかしがるが、全く逆。新しいアイデアは自由な議論から生まれるものです」

米国の研究所でおなじみのスタイルを持ち込んだ理由をこう語っています。

日頃から、どちらかと言えば限られた人としか議論をしないが故に、業務の硬直化、あるいは意思疎通の不備などを招いている日本的な組織が嫌で、すごく違和感を感じているボクとしては、思わず「そう!同感!」と叫びたくなります。午後3時は無理ですが、午後5時くらいなら「お茶しながらの意見交換会」ができるかな? ふとそんなことを思いました。

「この宇宙でただ一人、君たちに『反物質』の話ができる人が来てくれたよ」と紹介されるこのビデオは、米国 Aspen Center で行われた Physics is for Kids BBQ における講演会の様子です。子どもから大人まで、聞く者をワクワクさせる宇宙や素粒子の語り手として、日本以上に米国で広く知られています。

風船の実験を交えながら滑らかな英語で30分語り、子どもたちから質問攻めにあう・・・。話の内容やレベルは足下にも及びませんが、いつかは英語で理科や数学の授業ができたらいいなぁ~と、夢のようなことを考えている「先生」の姿がここにあります。


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