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中学受験 SAPIXの授業

シルバーウィークとやらで、TVでも高速道路の渋滞情報を伝えている。とはいえ、こちらはいつもと変わらない生活・・・。土曜講座が行われる週なので、いつもどおりに学校へ。

午前中の講座が終了し、連休明けの準備の合間に、本を読み始めた。この連休にやろうと思っていることは「ランニング」と「読書」なのだ。

『中学受験 SAPIXの授業 -有名塾では何を教えているのか?-』(杉山由美子:著 学研新書)

先日、外回りの際、本屋さんに立ち寄り、タイトルに惹かれて購入した。

年々受験率が上昇している「中学受験」において、名門校へナンバー1の合格実績を誇っているの進学塾「SAPIX(サピックス)」。「サピックス→開成高校→東京大学」は、日本のエリートの大動脈だと言われているらしく、サピックスが子どもたちに何をどう教えているのか、その授業を公開した本だ。

目次を紹介すると・・・

序章 中学受験とは
第1章 東大にいちばん近いSAPIX
第2章 SAPIXの授業
 ・国語の授業(小学5年生)
  長文読解「いじめ」をテーマに考えさせ、記述させる
 ・算数の授業(小学5年生)
  ひたすら手を動かし頭を使って、問題を解きまくる
 ・理科の授業(小学5年生)
  「酸性・中性・アルカリ性」を90分で制覇する爆笑授業
 ・低学年の授業(小学2年生国語と3年生算数)
  2年生で100分、3年生で120分の授業
 ・授業を見て痛感したサピックスの「強み」
第3章 SAPIXで学んだ東大生
第4章 親たちがふりかえる中学受験
 ・サピックスに通わせた親たち
 ・中学受験を考えるあなたへ

僕自身、ことさらに塾をPRするつもりは毛頭無いし、有名塾を推奨しているわけでもない。でも、子どもは本来「勉強が好き」で、「勉強するのがおもしろい」。そして「友だちと競う」ことも好きだ・・・ということをSAPIXは知っている。

どう? それだけでも、何かが学べるような気がしない?


エリートの条件-世界の学校・教育最新事情

「エリート」と聞くと、どこか嫌みなイメージがつきまとい、何となく好きになれない人も多いに違いない。

かくいう僕も、その1人だ・・・。

でも、どうやらそれは「日本」だけの、”特別な違和感”かもしれない。たまたま、今日の昼間、外に出る機会があって本屋に立ち寄った時、見つけた1冊の本。

『エリートの条件-世界の学校・教育最新事情』(学研新書)

河添 恵子さんが学習研究社からの依頼を受け、1999年より始めた30カ国以上の小学校・中学校(約80校)と、その年代の子どもたち・家庭・地域を取材して執筆するという、壮大なプロジェクト。

現在、「世界の子どもたちはいま」シリーズ24巻、「世界の中学生」シリーズ16巻、そして「世界がわかる子ども図鑑」の計41冊の図鑑にまとめられている。その内容を中心に、新たな取材を加えリライト・バージョンアップして、「エリートとはなんぞや?」のテーマでまとめたのが、この本だ。

各国(学校)のさまざまな「英才教育」(決して、言葉の表面的な部分や言葉からくるイメージだけを捉えないでほしい・・・)の実態についても書かれていて、まだサッと目を通しただけだが、なかなか読み応えがある。

さすが、「実に10年間の結晶」だと著者が言うだけのことはありそうだ。

裏オビには、「リーダーの輩出は国家戦略の最重要課題である!」とも記されていて、
 ・ITと文武両道が男子校の基本(カナダ、オーストラリア)
 ・エリート輩出の「優等生」の転換期(シンガポール)
 ・スピーチ力こそリーダーの条件(アメリカ)
 ・ゼロ歳からの英語サバイバル(中国、台湾)
 ・「平等は不平等」で超エリートを育成(フランス)
などと、なかなか面白そうな言葉が踊っている。

勉強ができても、魅力的なリーダーにはなれない・・・。コミュニケーションスキルや倫理観、「負けない心」を育むために、世界の「将来、国を支えるエリート」たちは、どのような学校教育を受けているのか?

この本では、日本の教育の深刻な問題点が浮き彫りにされている。

さて・・・それはそうと、高校野球だ。今日も朝、少し雨が残っていて、早々に順延が決まった。午後は一時晴れ間もあったが、夕方(いま18時前)には、また雨。

どうなんだろう? 明日は試合が行われるのだろうか・・・

準決勝を前に何日も順延が続くのは、気持ちの上で決して良くはないだろう。条件はどこの高校も同じだとはいえ、できることならスッキリとした天気の下、気持ちよく試合をしてほしい。

明日は会議で球場には行けないが、勝利を祈っている。がんばってくれ!


時間がないといいながら・・・

input より output が先だと言っておきながら、このところ、本を読みたくて仕方がない。もはや乱読に近い。

小説ではなく、ジャンル的には「ビジネス書」の類。毎週のように、Amazonのお世話になって2~3冊をゲット。寝る前、朝起きてから、学校の朝読書の時間・・・などちょっとした時間を見つけては、ページをめくっている。マッサージをすれば肩凝りがほぐれるように、凝り固まった思考や、行き先の見えない目標がクリアになり不思議と脳ミソの疲れがとれていく。

いま読んでるのは『IF思考』(松本道弘:著、光文社ペーパーバックス)。気の利いたコメントができれば、書評も可能だろうけど・・・まずは現場での output に使いたい。