2008年05月05日

●タイトルに惹かれて買ってしまったが・・・

オススメ本になるか、ならないかは、読み手の意識に関わってくるかも・・・。

  

著者は、ケビン・クローン・越智 氏。
『やしきたかじんのそこまで言って委員会』(読売テレビ)に出ている、
国際コラムニストといえばわかるだろうか。

米国シカゴ生まれで、父が外交官だったため世界各地を転々とし、
東ドイツに短期留学。上智大学ドイツ語学科中退。
FM横浜でDJデビュー後、現在さまざまなメディアで活躍中だ。

そんな彼が経験的に主張する、「イングリッシュ格差社会」。
英語ができれば「勝ち組」、できないと「負け組」というのだが、本当だろうか?

英語が事実上の世界共通言語になり、いまや就職、転職、出世、起業、投資と、
あらゆる分野で”英語ができる・できない”の差が出てきていることは認めるが、
これからは、英語プア即ワーキングプアに転落ということになるという理論は、
果たしてどこまで現実的か・・・。

たかが英語。日本人の能力からいって、すぐにでもバイリンガルになれる、
というのも、実際どうかなぁ~という気もするし・・・。

最初の部分、外資で働いたときの給与例がゴールドマンサックスだけで、
「英語力=高給取り=金が全て」という図式に抵抗感を覚えるのも事実。

ただ、内容的に大筋で的を射ていることは間違いなく、
彼の主張や論理展開の好き嫌いを除けば、読む価値ありと言えるだろう。

2008年02月04日

●ちょっと過激かもしれないけど・・・

仕事帰りに寄った本屋さんで、面白いタイトルの本が目についた。

 

パラパラとめくってみて、なるほどと思い、買って帰った。

プロのビジネスマン、部下を持つ立場にいる人の
仕事人としての”あり方”を説いている。

けっこう具体的な場面での対応方法についても書かれていて、
参考になることが多い。

オススメ!

2008年01月13日

●変人力

昨日、久しぶりに本屋さんに行く時間ができ、
思わず目にとまった、『変人力』(樋口泰行:著)という本を買った。

 変人力

そしたら、偶然にも、今日の朝日新聞(朝刊)の「読書」面で、
ビジネス本として、この本が紹介されているじゃない。

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 ~泥沼をはうような執念と信念~  『変人力』

 経営が破綻し産業再生機構の支援を受けたダイエーの社長として招請
された著者(現マイクロソフト日本法人代表執行役)による499日間の
「死闘」の軌跡とリーダー論だ。
 日記に「苦しい、苦しい」と記した日々。眠れず、食べ物ものどを通らず、
8㌔体重が減るほど再生は困難を極めた。部門間のセクショナリズム、
組織のお役所化、社内の常識が社会の非常識であっても、船が大きすぎて
外の波に気づかない。
 そんな社員の意識に風穴を開け、固定観念を打ち破ろうとすると猛反発
にあうが、たとえ「変人」扱いされても信念を突き通し、執念で達成する力を
「変人力」と呼び、チェンジ・リーダーの最大条件に挙げる。
 松下電器から米国留学を経てコンサルティング会社、日本ヒューレット・
パッカード社長という経歴からは敏腕エリート像が浮かぶが、自身は困難に
直面しても地道に努力を積み上げる愚直派だ。54の閉鎖店舗も単身回り、
現場の思いを正面から受け止めた。トップ自ら修羅場に身を投じ泥沼の底を
はう姿は次第に支持を集め、成果に結びついていった。
 経営権が出資者の丸紅へ移ると辞任したのも、資本の論理に対し「泥沼の
リーダーシップ」は逆に混乱を招くと読んだ決断だったようだ。
 単にロジックをあてはめるのではなく、つらい道でも共に体験しながら変革
を進める姿勢は共感を呼ぶ。経営書だが生き方論としても読みたい。
 (ダイヤモンド社・1575円)
                               勝見 明(ジャーナリスト)

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おっ、僕の選択眼は間違っていなかったかな・・・

読み終えた時点で、改めて印象を紹介したいと思う。

2007年02月21日

●凄いことって、あっさり起きていいよね

「解決可能な問題」しか、あなたの前には立ちはだからないのですから・・・

山崎拓巳さんの著書『ポケット成功術』の一節だ。

びっくり仰天の処世術が、わずか30分間で読みきれるポケット本に。
まるで講演を聴いているようなスピード感で、「いまやるべきこと」が
どんどん頭の中で整理されていく。
成功の定義は人それぞれ。
だけど、誰もが知っていて損しないメソッドがここにある。

"170万人の人生を変える本"だそうで、著者の大人気講演が1冊にまとめられている。

「これを読んだら、僕も、これから成功できそうな気がしてきた。」と、中谷彰宏氏も絶賛!
おすすめです、はいっ!

 ☆山崎拓巳さんのHP → taku's cafe

2007年02月12日

●僕の英語勉強法

僕の英語勉強法

  買い物ついでに立ち寄った本屋さん。

  文庫本の新刊書コーナーで見つけ、
  思わず買ってしまった一冊がこれ。

  以前から英語学習には興味があって、
  それなりに学習本なんかを読んでいたが・・・

  この本は、ちょっと違う?!

長谷川滋利といえば、勉強家として知られ、
メジャー移籍前に英会話を猛勉強したことでも有名だ。

日常生活の会話に不自由しないことはもちろん、時折ジョークを交えながら
他の選手へのインタビュアーを務めることができる腕前で、
英語で書かれた経済書を愛読し、控え室でウォールストリートジャーナル
読む唯一のメジャーリーガーとささやかれるなど、
野球選手として以上にビジネスマンとしての資質に長けているとの声も多い。

この本は、別に文法がどうとかはまったく書いていない。
口語英語をどうするか? という問題解決のひとつの案が紹介されていて、
ボールパーク(野球場)で使われる専門用語などの紹介もある。
セーフを、Not in time!といったり、ライナー性のヒットは、line drive base-hit、
球拾いを、shagといったりする。

学習体験談については、その姿勢の謙虚さと真剣さが伝わってきて、
英語が出来るようになるためには、シビアな実力分析、自分にあった学習方法、
そして地道な努力がいかに大切かということが、ひしひしと伝わってくる。

2007年01月15日

●もやしもん

もやしもん

同僚が「面白い本がある」と見せてくれた
『もやしもん』(第1巻)

東京のとある農大を舞台に、種麹屋の息子で
菌が見えるという特異な能力を持つ主人公と、
醸造・発酵を扱う教授とその研究室様々な菌たちが
出てくる話しなんだけど、菌や発酵そして虫までも
積極的に扱っている内容がとても新鮮!

ほとんど漫画を読まない僕だけど、これは面白く読んだ。

菌のことをわかりやすく描かれていて、食物の菌、病気の菌、
いろいろな菌のことが勉強できることはもちろん、
読み終わる頃には「菌類」に近親感を持つこと間違いなし。

読んだ後には、ちょっとお利口になっているような "学習漫画" だ。

第4巻まで発売されており、理科が好きになる本の一つに入れていいと思う。

2006年10月18日

●すごい社長!

小さな会社のすごい社長

小さな会社の「プロジェクトX」!
全国に600万ある会社の中で、
成功している会社は実に3%しかない。

「ランチェスター弱者の経営ルール」を勉強し、
実践の末成功した16社の事例をもとに、
その成功のポイントを解説した本だ。

タイトルに目を惹かれ、思わず買ってしまった本なんだけど、
いろんな業種の社長さんの奮戦記が具体的に紹介されていて、
空き時間に、一気に読んでしまった。

知っているんだけど、忘れてしまっていたり、面倒くさがってやっていない、
「当たり前のことを、当たり前にやる」ことが大切なんだと教えてくれる。

どれも似たような話なんだけど、実はそれこそが "珠玉のノウハウ"。

会社にとって一番大事な「お客」に焦点を合わせ、
お客から「好かれ」「喜ばれ」「忘れられない」ような仕組み作りが、
実例を通じてわかりやすくまとめられている。 

一読あれ!

2006年09月08日

●働くということ

働くということ

日本経済新聞の一面連載記事で、
2003年4月~2004年9月まで断続的に続いた
「働くということ」。

現代の日本社会で「働く」とはどういうことか。
多種多様な働く姿との比較を通じて、
自らの働く意味を改めて考えるきっかけに・・・
との願いが込められていた。

その連載を単行本化して、2004年9月に『働くということ』が刊行された。

引き続き、2005年4月~7月まで、3部にわたり日本経済新聞に連載された
「働くということ2005」。

それらを再構成し、大幅に加筆・修正を加えて出版された文庫本が、これ。

書店で見つけ、そういえばそんな連載記事、読んだことあったなあ・・・と思い出し、
買って読んでみた。
(この種の本は、新しい発見がいっぱいで、元気が出るし、大好きなのだ!)

で、いろいろ気になって、少し調べていたら、こんな書評に出会った。
「プレジデント」誌に掲載の、梅田 望夫氏の新刊書評(2004年12月13日)だ。

その一部を紹介すると・・・

インターネット上に厖大な情報が溢れ、
グーグルでそのすべてが瞬時に検索できる今、
グーグル検索しても出てこない「隠れた情報」を含む新聞記事でないと、
私たちはその記事に新鮮さを感じなくなっている。
この連載には、そんな「隠れた情報」が満載。
取材にカネがかかっているなぁと読みながら毎日思ったものだ。

「失われた十年」などと言われながらも、
その間に日本社会の「仕事の現場」がどれほど大きく変化したか。
取材された莫大な素材から選りすぐった「隠れた事例」を次々に並べることで、
本書はそのことを表現する。

一つの事例に費やされるのは平均半ページ。
取材した内容の大半を惜しげもなく捨てて
最後に残った「いいところ」だけでできあがった短い文章が、
次々と事例を変えながら続いていく。
「このことについてもう少し知りたい」と興味を持ったところで、
もう話題は次に移っている。
最初はそれに戸惑うのだが、読み進めていくうちに快感に変わっていく。
現代のスピード感にマッチしているからだ。

優れた新聞記者は、時代の意味を切り取って、
それを新しい文字や言葉の組み合わせによって表現するものだ。
一方、グーグルを駆使する上で難しいのは、検索キーワードの選択である。
正しいキーワードを思いつけるかどうかで、得られる情報の質が大きく違ってくる。
ある事象とそれにぴったりと合った言葉を連想できるかどうかが、
個人の情報戦略における競争優位の源泉となりつつある。
そのギャップを埋めることが、新聞の新しい役割となるのかもしれないなと、
本書を読んで思った。

本書から「なるほど」と思った言葉を抽出し、
そのひとつひとつでグーグル検索してみるといい。
地方のソフトウェア会社が新入社員を東京に送って満員電車を体験させる
「満員電車研修」の話など、グーグル検索で引っかかってこない「隠れた事例」だ。
でもその研修を描写する中で使われる「痛勤」というキーワードは、
新しそうに見えてもグーグル検索すれば10万件以上ヒットする既に定着した言葉である。
検索結果の量に応じて、ある言葉が「新しいキーワード」なのか否か、
ある情報が「隠れた情報」なのか否か、そんなことなどが瞬時に理解できるはずだ。


ちょっと難しい話になったけど、
「仕事のおもしろさ」や「働くということは尊いこと」「働けるということは幸せなこと」
という当たり前の事実に気づかせてくれる、オススメの一冊だ。

2006年04月08日

●ビタミンF

ビタミンF

本棚を整理していたら、一冊の本が出てきた。

『ビタミンF』(重松清著)。

第124回直木賞受賞作で、以前、友人が
「これ、読んでみて・・・」といって紹介してくれた本だ。

7つの短編からなるこの作品は、著者の言葉を借りれば、
Family、Father、Friend、Fight、Fragile、Frotune・・・
など『F』で始まるキーワードをそれぞれの作品に埋め込んで、
ひとの心に「ビタミン」としてはたらくことをめざしているとのこと。

どうも、ベストセラーの類にはある種の抵抗感を感じる、へそ曲がりな僕・・・。
それが、読んだとたん「これって、ウチの話みたいじゃん」って、随所で身につまされ、
ドキッとし、ホロリとし・・・。

不覚?にも「うん、そうそう、そうなんだよね~、わかるわかる」と、
見事に感情移入してしまった。

描かれているのは、ごく普通の、ありふれた家族の風景なのに、
その中で起こるさまざまなトラブルに立ち向かうお父さんの不器用さが、
なんだかとてもせつなくて・・・。

でも、各編の締めくくりには希望が見え隠れしていて、ある種の癒し系的な作用も
感じられるステキな短編集だった。

ささやかだけど元気が出てくる、オススメの一冊だ。