●紫キャベツでつくる、pH指示薬
午後、中3特進コースの理科の授業が、時間割変更で2時間連続になったので、
紫キャベツをつかった「pH指示薬」を作ってみることにした。
酸・アルカリの指示薬として用いるのは、リトマス試験紙、万能pH試験紙、BTB溶液
などが一般的だが、身近なものでも指示薬が作れる。
その代表選手が「紫キャベツ」で、キャベツの中に含まれている紫色の色素
アントシアニン (anthocyanin)が、酸アルカリの液性によって鋭敏に色が変化する。
この色素を抽出して、指示薬に仕立てようというわけだ。
色素を抽出する方法として、冷水や温水、エタノールなど、いくつかの方法があるが、
今回はあまり細かなことにはこだわらず、エタノールを使って簡単に・・・。
まず紫キャベツを千切りにしてポリ袋に入れ、その中にエタノールを注ぎ、もみほぐす。
十分にもみほぐし、抽出液が出てきたところでポリ袋の端をカットして、ビーカーへ。
これでおしまい!
あっという間に、紫キャベツ”pH試験溶液”のできあがり。
といっても、使う前にもうひと仕事・・・
酸アルカリの液性によって色が変わるということは知っていても、何色に変化したら、
pHの値がいくらかがわかっていなくちゃ、試験溶液(指示薬)にはならないわけで、
それを確認する必要がある。
で、あらかじめpHの値が1~14の標準溶液を作っておいて、これに試験溶液を加え、
色の変化を見ることにした。
ジャーン! 結果はこんな感じ・・・
強酸や中性のあたりで、やや色の違いがわかりづらいところもあるが、
けっこうキレイな色の変化が現れ、指示薬として十分に使えることがわかる。
あとは、いろいろなものに、この紫キャベツ”pH試験溶液”を加え、色の変化を観察、
写真にある色と照らし合わせると、おおよそのpHが確認できるというわけだ。
カラフルな色の変化に驚きながら、興味津々で実験している子どもたち・・・
なかなか楽しい時間だった。







コメント
紫キャベツ以外の植物でも指示薬は作れますでしょうか? 教えて下さい!!!
Posted by: SNAKE | 2008年08月13日 10:16
SNAKEさん
お尋ねの件ですが、この実験の時、紫キャベツ以外に直接試したのは紫(赤)タマネギでしたが、キャベツのようにハッキリとした色の違いが出ませんでした。
その他、同じアントシアニン系色素を含むナスの皮やブルーベリー、さつき、赤シソ、パンジー、アサガオ、ムラサキツユクサなどでもできると思います。
また、紫イモはカロチン系色素が混ざっている関係か、紫キャベツと比べると、少し濁った色調になるようです。ケーキコーナーで売っているサツマイモの紫の粉末でもOKです。
この他に、ターメリック(カレー粉、ウコン)、ぶどうジュースや紅茶などでも可能らしいです。
Posted by: なっちん | 2008年08月13日 13:28
紫キャベツの実験で、色が白になることは、ありますか?教えてください!
Posted by: 優羅 | 2008年08月22日 15:06
優羅さん
お尋ねの件、基本的にないと思うのですが・・・。
う~ん、何か他の薬品等が混ざるようなことはありませんでしたか?
透明っぽい色になるならわかるのですが、白色は、普通の状態ではちょっと考えつきません。
Posted by: なっちん | 2008年08月22日 19:40