2008年07月01日

●紫キャベツでつくる、pH指示薬

午後、中3特進コースの理科の授業が、時間割変更で2時間連続になったので、
紫キャベツをつかった「pH指示薬」を作ってみることにした。

酸・アルカリの指示薬として用いるのは、リトマス試験紙、万能pH試験紙、BTB溶液
などが一般的だが、身近なものでも指示薬が作れる。

その代表選手が「紫キャベツ」で、キャベツの中に含まれている紫色の色素
アントシアニン (anthocyanin)が、酸アルカリの液性によって鋭敏に色が変化する。

この色素を抽出して、指示薬に仕立てようというわけだ。

色素を抽出する方法として、冷水や温水、エタノールなど、いくつかの方法があるが、
今回はあまり細かなことにはこだわらず、エタノールを使って簡単に・・・。

  

まず紫キャベツを千切りにしてポリ袋に入れ、その中にエタノールを注ぎ、もみほぐす。
十分にもみほぐし、抽出液が出てきたところでポリ袋の端をカットして、ビーカーへ。 

これでおしまい!
あっという間に、紫キャベツ”pH試験溶液”のできあがり。

といっても、使う前にもうひと仕事・・・

酸アルカリの液性によって色が変わるということは知っていても、何色に変化したら、
pHの値がいくらかがわかっていなくちゃ、試験溶液(指示薬)にはならないわけで、
それを確認する必要がある。

で、あらかじめpHの値が1~14の標準溶液を作っておいて、これに試験溶液を加え、
色の変化を見ることにした。

ジャーン! 結果はこんな感じ・・・

  

強酸や中性のあたりで、やや色の違いがわかりづらいところもあるが、
けっこうキレイな色の変化が現れ、指示薬として十分に使えることがわかる。

あとは、いろいろなものに、この紫キャベツ”pH試験溶液”を加え、色の変化を観察、
写真にある色と照らし合わせると、おおよそのpHが確認できるというわけだ。

カラフルな色の変化に驚きながら、興味津々で実験している子どもたち・・・
なかなか楽しい時間だった。