2008年6月 3日

●滋人教研究協議会

今日の午後、滋賀県人権教育研究協議会の高校連教研究協議会で
高機能自閉症やアスペルガーの理解と支援について、
「滋賀県発達障害者支援センターいぶき」の高松光照先生から、
事例を含めた話を聞く機会があった。

結論としては、「不適応行動をどうするのか」ではなく、
「なぜ不適応行動をおこすのか」という視点に立って、
「一人ひとり違っていい」ことを理解し、「できない」ことを否定せず、
「少しでもできること」を探し、
それを「ちゃんとできること」に変わるよう支援していく。

聞けば聞くほど難しいことのように思えた反面、
とても筋道のはっきりした、クリアな話で、
困難さを元気に変えていくエネルギーは十分にもらえた。

そして何より、特別支援は特別な子どもたちへの支援ではなく、
その子の学習スタイルにあった支援をするという点で、
“誰にでもあてはまる支援”だということがはっきり見えたのが、
すごく嬉しかった。

軽度発達障害の子どもを持つお母さんが、こんなことを言っている。

近視の人に眼鏡は絶対必要です。
軽度発達障害の子どもにも、ちょっとその子に合う眼鏡を
提示するだけでいいのです。
特別支援って、一人ひとりの子に合う眼鏡を親や教師が理解していて、
その子が必要なときにかけてあげることって気がしています・・・と。

また、別の発達障害の子どもを持つお母さんは、こう言っている。

学校といえども小さな社会集団です。いろんな子がいます。
理解してくれる子、助けてくれる子、からかってくる子、ほんとさまざまです。
そして、いろんな体験もできます。その中で失敗もたくさんあると思います。

彼らはALL or NOTHINGの価値観を持っています。
失敗は許されない事らしいです。
でも生きている間、失敗のない人生ってありえません。
だから今、失敗しても許される時に、大いに失敗してほしいのです。
テストだって100点でなくてもいいってこと 、かけっこで負けてもいいってこと…
いっぱいいっぱい体験してほしい。
そして頑張ると言うこと、やり直しができるということ、を理解してほしいのです。

同感!!

発達障害をもっている、いないに関係なく、人間の行動には絶対理由がある。
無意味だと思える、わがままにしか見えない行動にだって、絶対理由がある。

その理由をまず見つけ、自分がどう関わっていくか・・・。

すべてはそこから始まるような気がする。