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2008年04月28日

●ぺんてるの「サインペン」

ゴールデンウィークとはいえ、学校現場はカレンダーどおり。
こんないい天気の日は、外に出て思いっきり走り回りたくなる・・・。

つらいなぁ~

さて、身近なところで・・・と。

今まで愛用してきた文房具の中で、一二を争うロングセラーといえば、これ!

 

そう、ぺんてるの「サインペン」だ。

学校に限らず、ラジオ局にいたときやパソコン関係の仕事のときにも、
このサインペンは重宝した。

「サインペン」はぺんてるが名付けた固有名詞らしいが、現在は一般名詞化し、
各文具メーカーから様々な「サインペン」が発売されている。
でも、サインペンと聞いて誰もがまず思い浮かべるのは、クリップ付きキャップ、
六角形の軸、ベージュの尾栓が付いた、ぺんてるのサインペンだろう。

1963年に発売された当初は、全体がベージュ色(現在の尾栓の色)だった。
さまざまな試行錯誤の末、発売した製品だったが、期待に反して、
日本での注目も売り上げもいまひとつ。

そんなとき、ある製薬会社から2万本の注文が入った。

「最初の注文ですから嬉しかったですね。ただし条件があって、
本体をインクと同じ色にしてくれと言う。
この注文をきっかけに、わずか1ヵ月でサインペンは本体色を変更したんです。
余ったベージュの樹脂は尾栓に使う事にしました」

今ではデザインとして確立しているベージュの尾栓は、
こんなことがきっかけで出来上がったという。

また、シカゴで行われた文具国際見本市に出展し、
そこでサンプル配布したサインペンが、大統領報道官の手に渡り、
報道官が使っている珍しいペンを目に留めたジョンソン大統領が、
その書き味を大いに気に入り、ぺんてるに24ダースを注文。
この話を耳にしたマスコミが新聞や雑誌で大きく取り上げ、
"大統領が愛用する不思議なペン"として、あっという間に人気が出たこと。

さらに、1965から66(昭和40~41)年にかけては、NASAが有人宇宙飛行計画
「ジェミニ」に使用する公式スペースペンとしてサインペンを採用。
毛細管現象を利用したサインペンは、無重力空間でもインク漏れせず
書くことができたことなど、数々の歴史に残る話がある。

現在、サインペンの月間生産量は約150万本。
誕生以来、通算生産量は優に20億本を越えるという。
もちろん、同類の水性ペンのなかでは群を抜く数字だ。

これほどのロングセラー、ベストセラー商品になった理由はどこにあるのか。

ぺんてるの担当者は、こう言う・・・

「品質第一主義でやってきたからです。これしかありません。
ユーザーの立場に立って良い物を作れば、その商品は長く支持されるものです。
それと、目立たない事でしょうか(笑)。ぺんてるの刻印も控えめにしています」

自己主張しないから、どんな場面でも安心して使える。

大いに学ぶべきことがありそうだ。

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