●学ぶ姿勢を学ばせる
法隆寺や薬師寺、法輪寺を復興させた「最後の宮大工」
西岡常一(にしおかつねかず)氏のことば・・・
「個性を殺さず癖を生かす。人も木も、育て方、生かし方は同じだ」
「みんな自然の中での行いです。自然を無視して建築はできませんわ」
「古いことでもいいものはいいんです。
明治以来ですな、経験を信じず、学問を偏重するようになったのは」
「1300年前に法隆寺を建てた飛鳥の工人の技術に現代は追いつけない」
西岡は云う・・・
「性根というもんは、直せるもんやないんですわ。やっぱり包容して、
その人なりの場所に入れて働いてもらうんですな。
曲がったものは曲がったなりに、曲がったところに合う所にはめ込んで
やらんといかんですな」。
西岡は仕事を通して多くの人に人としての生き方を教えている。
書物にもなっているが、彼の考え方が形として残っているので説得力は大きく、
謙虚にならざるを得ない。
あれこれと手取り足取り教え込むよりも、自分の仕事ぶりを見せて、
それを学ばせるのがベストである。
要は、学ぶ姿勢を学ばせることだろう。






