いきなり何やの? と思った人がほとんどだろうが、
下に紹介した川崎洋(かわさきひろし)さん詩のタイトルだ。
ぺんぎんの子が生まれた
父さんと母さん
それぞれのおじいさんとおばあさん
さらにはひいじいさんとひいばあさんとほんの二五代さかのぼっただけで
この子の両親を始めとする先祖の総計は
六七一〇万八千八百六二羽になる
そのうちどの一羽が欠けても
この子はこの世に
現れなかった
ぺんぎんの子が生まれた
相田みつをさんの「いのちのバトン」とも共通する、
”いのちのつながり”を深く考えさせられる詩だ。
自分の中にある遺伝子は、誰から伝わってきたのか・・・。
その遺伝子を伝えてくれた人を「ご先祖さま」と呼ぶとすれば、
いったい何人いるのか。
まず父と母、次にその2人のそれぞれの父と母(祖父・祖母)、
次にその4人のそれぞれの父と母(曾祖父・曾祖母)・・・。
世代が1つさかのぼるごとに、先祖は倍々の数で増えていく。
区切りがいいように、25年で1世代(25歳で出産している計算)として
考えてみると・・・、
100年前4世代前。 2×2×2×2=16人。
200年前8世代前。 16×2×2×2×2=256人。
300年前12世代前。 256×2×2×2×2=4096人。
400年前16世代前。 6万5536人。
500年前20世代前。 104万8576人。
600年前24世代前。 1677万7216人。
これらの数を各世代、全部足したものが先祖の総数となり、
650年前の時点で、なんと1億人を超えてしまう。
その中の誰か1人でも欠けていたら、今の私は存在しない・・・。
どう? すごいことだと思わない?
連綿と続く”いのち”・・・
自分も周囲の人も、みんな「かけがえのない、大切な存在」なのだ。