●国づくりの前に人づくり
朝日新聞(朝刊)のコラム、『経済気象台』
なかなかいいことが書いてあるので、欠かさず読んでいる。
今日も、まさに「そうだ!」と共感できる、こんな話が綴られていた。
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「我が社は、物づくりをする前に人づくりをする会社です」とは、
松下幸之助翁の有名な言葉である。
多少キザな感を抱かれる向きもあるかもしれないが、徒手空拳、
ゼロから仕事を始めた翁にしてみれば、実感そのものであったろう。
創業当時の大阪の小さな町工場に、出来上がった人間がやって来ようもない。
縁故で集めた若者を手ずから育成、指導せざるを得なかった。
翁は「人には必ず何らかの美点があるものだ。それを兄いだしてやるのが
上の人間の最も大切な仕事だ」とよく語った。教育の神髄をついた言葉と
いってよい。
教育は英語で「education」である。それは「educe」 (引き出す)という行為を
意味する。教育の本義は、走るのが好きな子はより速く、数学の得意な子は
より難しい問題を解かせるという具合に、それぞれの子供の才能を引っ張り出して
やることだ。
ところが、日本の教育は長い間、他人との違いを否定しがちだった。
運動会ですら競走の順位を付けるのは教育上好ましくないなどとされる始末
である。競争や好奇心を否定して、子供のやる気は生まれないだろう。
もっとも、責任を教育現場だけに押しつけるのは酷かもしれない。
科学技術立国を掲げるこの国で、安倍内閣の閣僚18人のうち理工科出身者は
ゼロである。中国の中央政治局常務委員は9人全員が理工科出身なのに比べ、
この国の理工系技術者の位置づけの低さがわかろうというものだ。
最近、子供たちの理科離れに危機感が強いが、理科を学ばぬ子供は
社会の反映でもある。立身出世もしない、待遇も恵まれない、というのでは
技術者を志す子供は少なかろう。技術立国は、才能を引き出す工夫に加え、
技術者を大切にする社会があってこそ達成できるものなのだ。
「美しい国」を目指すなら、基本は「人づくり」である。
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教壇に立つ身としては、なおさら胸にズシンと響く言葉の数々・・・
肝に銘じて、日々の実践につなげていかなければならないと、強く思う。







コメント
ちょっと内容はずれるけど。。
人から愛される為にはまず自分を愛しなさい。。。
自分を見失っている方に私がセッションで必ず言う言葉。
まずは自分の嫌いな部分を引き出してそれも自分の一部と認めることが大事。。
中身から変わるって事かな。。
Posted by: LUNA | 2007年01月17日 00:37
私も同感。
理科離れには危機感を感じる。理数系の学習を通して論理的な思考力を構築すること、それに加えて文系の学習で表現力を鍛える。総合的に学習を深めることの重要性を感じます。教育とは引き出すこと。同感です。
引っ張り出すことではなく、自ら成長する力をサポートすること。
でも、これしんどいですね。待てない自分が顔を出してしまうんですよね。
>LUNAさん よく言った。さすが!
>まずは自分の嫌いな部分を引き出してそれも自分の一部と認めることが大事。
私も、自分のこと棚に上げて、よく言いますわ。
Posted by: 中川義久 | 2007年01月17日 08:06